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ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

チリワイン「コノスル」のゴンサロが北米担当へ

2017-11-09 12:11:45 | ワイン&酒
実は意外と伝統的なワイン産地であるチリにおいて、創業も新しく(1993年)、革新的なことに取り組んできたCono Sur コノスル社は、日本はもちろん、世界中で高く評価されているワイナリーです。



そのコノスルに、2003年に入社し、アジア・オセアニア地区の輸出ディレクターとして長い間尽力してきたゴンサロ・マリナが来日し、11月1日付で北米担当マネージャーに異動した、と発表しました(11月8日)。
栄転です。

ゴンサロは若い頃から知っていますが、童顔なので、昔からあまり変わらないかも?



この写真は、ゴンサロが2006年に来日した時に撮影したものです。
隣にいるのはチーフワインメーカーのアドルフォ・フルタード
アドルフォも若い!(笑)


現在のアドルフォ

アドルフォの説明では、北米市場では、カナダは良好なものの、アメリカ市場においては、チリワイン全体があまり成功していない、といいます。
そこで、アジア・オセアニア地区で活躍してきたゴンザロを北米担当に据え、アメリカ市場に積極的に取り組んでいくとのこと。

ゴンザロは、3年前まで上海の支店にいて、その後はチリにいながらアジア・オセアニア担当をしていました。アメリカには支店はないので、そのままチリにいながら北米を担当するそうです。

ゴンサロに会えなくなってしまうのは淋しいですが、彼のますますの活躍を願ってます。
彼は仕事ではなかなか日本に来れないですが、日本には思い入れがあり、プライベートでは来る気マンマンみたいです(笑)



ゴンザロの後任となるのが、クリスチヤンです。
彼は上海に8年、コノスルは7年のキャリアを持っています。
ゴンザロとは上海支店で7年間一緒だったということですね。



北米担当のゴンザロ、アドルフォ、アジア・パシフィックのクリスチャン

新体制のコノスルのこれからに注目ですね。



この日は、コノスルを代表するワインが紹介されました。



生産量の80%が日本市場へ、という「コノスル センティネッラ ブリュット ブラン・ド・ブラン 2013」は、すでに完売!2014年は天候不順で造られなかったので、次の2015年ヴィンテージまで待たねばなりません。2018年春の発売予定です。




アドルフォのおじさんの畑という「コノスル シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション 2016」は、希望小売価格2800円(税抜)という素晴らしいコスパ。




初ヴィンテージの2002年からブドウ木も樹齢を重ね、実にいい感じになってきた「コノスル オシオ ピノ・ノワール 2013」




2010年が初ヴィンテージで、これは2年目となる「コノスル シレンシオ カベルネ・ソーヴィニヨン 2011」ですが、着実に熟成を重ねつつあります。




チリ南部ビオビオ・ヴァレーのリースリングを遅摘みした「コノスル コセチャ・ノーブレ レイト・リースリング 2013」。ボトリティスが付き、複雑な味わいながら、甘さは非常に繊細でエレガントでした。





左端は、輸入元である株式会社スマイルの常務取締役執行役員の菅 宣雄さん。

「チリは安くておいしいイメージが定着したが、今後は安さだけでは難しい。コノスルとしては、プレミアムなものを追いかけていきたい」と、菅さん。

私たち消費者も、チリワインには安さを求めてきましたが、それだけでは物足りなくなってきたのも事実でしょう。

品質で勝負できるポテンシャルを持つチリワインですから、私たちも、今後はチリワインとちゃんと向き合うべき時期に来ています。

※輸入元:株式会社スマイル


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