ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

「酒は未来を救う」で出合ったワイン【前編】

2014-04-16 16:06:00 | ワイン&酒
4月12日(土)に横浜で開催された 「第6回酒は未来を救う」 に出展していたワイナリー&ワインの一部を紹介します。
※岩手1社、山形2社、埼玉1社、山梨10社が出展しました

まずは、この会の実行委員をされている雨宮さんの麻屋葡萄酒へ。


右)麻屋ももいろスパークリング2013 麻屋葡萄酒 (山梨県甲州市)1728円

マスカット・ベリーAを100%使い、セニエ(黒ブドウの色を抽出してジュースを抜く方法)で仕込んだ2013年産のロゼスパークリングです。2012年ヴィンテージからつくり始めたとのこと。
やや辛口タイプ。フルーティーさがあり、これからの季節はもちろん、年間を通じて楽しめそう。
華やかなルックスなので、女性が多いパーティーなどで喜ばれそう。
「夏野菜、タレの焼き鳥、バーベキューなどにピッタリ」と雨宮さん。



ルミエール (山梨県笛吹市)

甲州からつくった“ルミエール・ペティアン” (左)が会場で女性に人気でした(2469円)。
ここは発泡ワインをかなり早い時期につくり始めた生産者。安定した味わいです。

“甲州 シュール・リー” (1512円)と、ブラッククイーンからの“プレステージクラスロゼ” (1994円)の栓はスクリューキャップ。甲州もロゼもスクリューキャップで正解だと思います。特に甲州。甲州の風味がそのまま真っ直ぐに伝わります。
シュール・リーのコクのある味わいがいいですね。プライスもお値打ちだし、ラベルデザインもクラシカルな雰囲気が素敵。これは家飲み用にストックしたい!



アサンブラージュ ロゼ 2012  アサンブラージュ ブラン 2012  
アルプスワイン
(山梨県笛吹市)

アルプスワインのブースでは、「なんとなくおいしいね~、と感じてもらえたら」という思いでつくったというワインがありました。ロゼは4種、白は3種のブレンド。
どちらも辛口。ストイックさはまったくなく、シチュエーションも料理なんでも来い!という、おおらかなタイプ。たしかに、眉間にシワを寄せながら、品種や醸造方法のあれこれを語るのは似合いませんね(笑)(各2100円)



甲州ワイン3種  塩山洋酒醸造(山梨県甲州市)

甲州ワインらしからぬ外観の“SALZ BERG Koshu 2012”はダブル酵母づくり。
ダブル酵母とは、ステンレス発酵させたワインに、別の酵母で発酵させて樽熟成したワインをブレンドする手法だそうです。味わいはややストイックに感じました。(1950円)
“重川”(1680円)は自社畑のブドウを使用した辛口、“雅”(1575円)は契約栽培のブドウを使用したやや辛口タイプ。

1社で複数の甲州種をつくり分けているワイナリーが本当に多くなってきました。
あれこれ飲み比べて自分好みのものを見つける楽しみがありますが、出合うまでが苦労しそうでしょうか?それも楽しみかもしれませんけれど(笑)


【後編】


コメント
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