初日に紹介した 福島県のシードル に引き続き、FOODEX JAPAN 2014(国際食品・飲料展)2日目をざっくりリポートします。
以前に紹介したアゼルバイジャンワイン がFOODEXに出展すると聞き、JETROブースに足を運びました。

Sherg-Ulduzu Wines (アゼルバイジャン)
白は、キリリとした辛口から、やや辛口、やさしい甘さのやや甘口まで5種類。
価格はいずれも2000円(税抜)

赤は軽やかなタイプからふくよかさのある辛口、やや甘さのあるタイプの3種(2200円)。
華やかな甘さでアルコール17%のポートタイプもあります(2400円)。
土着ブドウ品種単体で仕込むほか、国際品種とブレンドしたものもあります。
食事に合わせやすいタイプが多く、比較的手を出しやすい価格帯だと思いますので、試してみる価値はあると思います。
ちなみに、アゼルバイジャンのワインは“アゼリーワイン”と呼ばれているようです。
(輸入元:オリエントスター貿易株式会社)

同じJETROのブースを歩いていたら、モンテネグロのワイン に遭遇!

13. Jul Plantaze (モンテネグロ)
モンテネグロ はアドリア海に面した国で、非常に古いワインづくりの歴史があります。
サーティーン・ジュライはモンテネグロ最大のワイン&食用ブドウ生産者で、ブドウ畑は2300ha、年間1700万本のワインを生産しています。
大企業ながら、土着品種で伝統的なワインづくりを行なっているそうで、出展ワインにも興味深いものがありました。

白ワイン用の土着品種は Krstac (クルスタツ)(写真中央)
軽やかで飲みやすく、ピュアな味わいの白ワインです。
「桃の風味がするのよ」と、輸出担当のBojanaさん。

赤ワイン用の土着品種は Vranac (ヴラナツ)
果実味と酸のバランスがよく、ほどよい厚みがあり、とてもスムース。
エントリーレベルから、樽で熟成されたものまで、どれもバランスがよくておいしい!
ワインを飲みなれた人にも大満足の質の高さを持っています。
樽はフレンチオークを使っているそうです。
Vrancで仕込んだ MEDUN 2008(写真中央)は、アルコール15%のクリーミーな甘口。
これはデザートにもってこいです。

VRANAC RESERVE 2005
熟成感があり、うまみが乗ったこのリザーヴは本当に素晴らしかった!
ヴラナツというブドウ品種のポテンシャルを感じました。

JETROブースではこんなものも発見!

SOLIO グレープシードオイル、グレープシード粉、グレープシードパスタ
Azamet-Grup (モルドバ)
ブドウの種からつくられるグレープシードオイルはよく知られていますが、粉やパスタもあるんですね。粉は種100%ではなく、種をパウダー状にしたものを小麦粉に混ぜています。
「この粉でパンを焼くと、種の抗酸化効果で日持ちがする」と、ブース担当者の談。
種は、ワインをつくった後に残ったもので、「モルドバのワインは有名なのよ」。
はい、お隣にはモルドバのワインもありました。

ホール3 南アフリカ共和国 のワインもオススメです。

「VREDE」 Vin du Cap(南アフリカ、ステレンボッシュ)
FOODEX初出展だそうです。(未輸入、輸入元募集中)
いくつか出ていたレンジの中で、VREDEのヴィンヤードシリーズ が良いものでした。
カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーの単体ワインの他、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロ&カベルネ・フランのブレンドLourentius van Andringa が私のイチオシ。果実味と酸がエレガント。南アらしさを残しながら、ボルドーかと錯覚するような気品もありました。
南アのピノ・タージュとカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドをブレンドした Andrea もありました。
ブースでは、クリスタさんが対応してくれます。

サッカーのワールドカップが2014年にブラジルで開催されることもあってか、力が入っている!と思いました。ブラジルのワインコーナーがこれだけ充実しているのは、過去にはなかったのでは?
ブラジル のワイン産地は、最南端の海岸沿い地域に集中しています。
南緯29~32度付近になり、33~34度にあるチリのサンチアゴやアルゼンチンのメンドーサとほぼ同じと考えれば納得。海岸沿いなので、南極からの海流の影響もあり、意外と涼しい気候なんだそうです。
ブラジルのワイン生産量の38%がスパークリングワイン です。
だから、多くのスパークリングワインが紹介されていました。

BASSO VINHOS E ESPUMANTES/Monte Paschoal 輸出コーディネーター マリアさん
BASSO/Monte Paschoalも初出展です。

メルロからのロゼの美味しさに感動!

赤ワインの中で私のイチオシは右端の Dedicato Tannat
“Dedicato”はMonte Paschoalのアイコンワイン。
きっちり凝縮しているのに、ベルベットのようなスムースさがありました。

Vinicola SALTON 輸出コーディネーターVagnerさん
ブラジルのスパークリングワインのブドウ品種はモスカート(マスカット)が多く、やや甘いタイプから辛口までバリエーション豊か。彼が持っているスッキリとした辛口タイプが私は気に入りました。

ここは赤ワインのレベルも高かったです ―左端が私のイチオシ
上記2つのワイナリーは未輸入、輸入元募集中です。

すでに日本に入っているブラジルワインもあり、こちらは日本人スタッフが対応してくれます。


ブラジルならではのスパークリングをはじめ、ユニークなブレンドの白ワインなど

しっかりタイプの赤ワインの中で私のイチオシは左端 CASA VALDUGA のカベルネ
中央は、ユニークなピノ・ノワールとシラーズのブレンドです。
(輸入元:株式会社池光エンタープライズ)

生産量の38%を誇るブラジルのスパークリングワインは、サッカー観戦にはもってこい!
今年はあちこちで飲まれそうでは?

以前に紹介したアゼルバイジャンワイン がFOODEXに出展すると聞き、JETROブースに足を運びました。

Sherg-Ulduzu Wines (アゼルバイジャン)
白は、キリリとした辛口から、やや辛口、やさしい甘さのやや甘口まで5種類。
価格はいずれも2000円(税抜)

赤は軽やかなタイプからふくよかさのある辛口、やや甘さのあるタイプの3種(2200円)。
華やかな甘さでアルコール17%のポートタイプもあります(2400円)。
土着ブドウ品種単体で仕込むほか、国際品種とブレンドしたものもあります。
食事に合わせやすいタイプが多く、比較的手を出しやすい価格帯だと思いますので、試してみる価値はあると思います。
ちなみに、アゼルバイジャンのワインは“アゼリーワイン”と呼ばれているようです。
(輸入元:オリエントスター貿易株式会社)

同じJETROのブースを歩いていたら、モンテネグロのワイン に遭遇!

13. Jul Plantaze (モンテネグロ)
モンテネグロ はアドリア海に面した国で、非常に古いワインづくりの歴史があります。
サーティーン・ジュライはモンテネグロ最大のワイン&食用ブドウ生産者で、ブドウ畑は2300ha、年間1700万本のワインを生産しています。
大企業ながら、土着品種で伝統的なワインづくりを行なっているそうで、出展ワインにも興味深いものがありました。

白ワイン用の土着品種は Krstac (クルスタツ)(写真中央)
軽やかで飲みやすく、ピュアな味わいの白ワインです。
「桃の風味がするのよ」と、輸出担当のBojanaさん。

赤ワイン用の土着品種は Vranac (ヴラナツ)
果実味と酸のバランスがよく、ほどよい厚みがあり、とてもスムース。
エントリーレベルから、樽で熟成されたものまで、どれもバランスがよくておいしい!
ワインを飲みなれた人にも大満足の質の高さを持っています。
樽はフレンチオークを使っているそうです。
Vrancで仕込んだ MEDUN 2008(写真中央)は、アルコール15%のクリーミーな甘口。
これはデザートにもってこいです。

VRANAC RESERVE 2005
熟成感があり、うまみが乗ったこのリザーヴは本当に素晴らしかった!
ヴラナツというブドウ品種のポテンシャルを感じました。

JETROブースではこんなものも発見!

SOLIO グレープシードオイル、グレープシード粉、グレープシードパスタ
Azamet-Grup (モルドバ)
ブドウの種からつくられるグレープシードオイルはよく知られていますが、粉やパスタもあるんですね。粉は種100%ではなく、種をパウダー状にしたものを小麦粉に混ぜています。
「この粉でパンを焼くと、種の抗酸化効果で日持ちがする」と、ブース担当者の談。
種は、ワインをつくった後に残ったもので、「モルドバのワインは有名なのよ」。
はい、お隣にはモルドバのワインもありました。

ホール3 南アフリカ共和国 のワインもオススメです。

「VREDE」 Vin du Cap(南アフリカ、ステレンボッシュ)
FOODEX初出展だそうです。(未輸入、輸入元募集中)
いくつか出ていたレンジの中で、VREDEのヴィンヤードシリーズ が良いものでした。
カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーの単体ワインの他、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロ&カベルネ・フランのブレンドLourentius van Andringa が私のイチオシ。果実味と酸がエレガント。南アらしさを残しながら、ボルドーかと錯覚するような気品もありました。
南アのピノ・タージュとカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドをブレンドした Andrea もありました。
ブースでは、クリスタさんが対応してくれます。

サッカーのワールドカップが2014年にブラジルで開催されることもあってか、力が入っている!と思いました。ブラジルのワインコーナーがこれだけ充実しているのは、過去にはなかったのでは?
ブラジル のワイン産地は、最南端の海岸沿い地域に集中しています。
南緯29~32度付近になり、33~34度にあるチリのサンチアゴやアルゼンチンのメンドーサとほぼ同じと考えれば納得。海岸沿いなので、南極からの海流の影響もあり、意外と涼しい気候なんだそうです。
ブラジルのワイン生産量の38%がスパークリングワイン です。
だから、多くのスパークリングワインが紹介されていました。

BASSO VINHOS E ESPUMANTES/Monte Paschoal 輸出コーディネーター マリアさん
BASSO/Monte Paschoalも初出展です。

メルロからのロゼの美味しさに感動!

赤ワインの中で私のイチオシは右端の Dedicato Tannat
“Dedicato”はMonte Paschoalのアイコンワイン。
きっちり凝縮しているのに、ベルベットのようなスムースさがありました。

Vinicola SALTON 輸出コーディネーターVagnerさん
ブラジルのスパークリングワインのブドウ品種はモスカート(マスカット)が多く、やや甘いタイプから辛口までバリエーション豊か。彼が持っているスッキリとした辛口タイプが私は気に入りました。

ここは赤ワインのレベルも高かったです ―左端が私のイチオシ
上記2つのワイナリーは未輸入、輸入元募集中です。

すでに日本に入っているブラジルワインもあり、こちらは日本人スタッフが対応してくれます。


ブラジルならではのスパークリングをはじめ、ユニークなブレンドの白ワインなど

しっかりタイプの赤ワインの中で私のイチオシは左端 CASA VALDUGA のカベルネ
中央は、ユニークなピノ・ノワールとシラーズのブレンドです。
(輸入元:株式会社池光エンタープライズ)

生産量の38%を誇るブラジルのスパークリングワインは、サッカー観戦にはもってこい!
今年はあちこちで飲まれそうでは?

