ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ガンベロ・ロッソ ワイン試飲会リポート【その1】

2012-11-02 17:12:09 | ワイン&酒
昨日、東京で開催された ガンベロ・ロッソ トレ・ビッキーエーリワイン試飲会 について紹介しましたが、2013年度版 「Vini d'Italia」 では、トレ・ビッキーエーリに輝いたワイン(399本)だけでなく、 部門別 本年度の“最優秀ワイン”も発表されています。

例えば、2013年“白ワイン最高賞”は、
「COF Sauvignon ZUC di Volpe 2011 VOLPE PASINI」 (フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州)

ヴィンテージ違いなら、ネット通販などで見つけられると思います。
※ワイナリーサイトの画像はコチラ

なお、昨年度2012年“白ワイン最高賞” は、マルケ州ウマニ・ロンキ社のワインでした。


“Casal di Serra Vecchie Vigne”Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore 2009

ヴェルディッキオ100%、骨格がしっかりとした、キリリとした味わいの辛口。
提供温度によって味わいが変化するタイプですので、ゆっくり飲んでみたいですね。
こちらは百貨店などで入手できると思います。(輸入元:モンテ物産株式会社)



最高優秀賞は、白と赤(2013年度は SASSICAIA 2009)はあるのに、ロゼワインがありません。
優秀なスパークリングロゼはあっても、優秀なスティルタイプのロゼワインがあまり表舞台に出てこないから?数が少ないから?LOVE ROSE スタッフとしては残念!



右のロゼは、ピノ・ネロ100%の MAZZOLONO BRUT ROSE (2グラス)。
ロンバルディア州オルトレポ・パヴェーゼのテヌータ・マッツォリーノがつくるスプマンテで、格付けはDOCG。キレイなバラ色が美しいだけでなく、口に入れても果実味がみずみずしくチャーミング。上品な泡のスパークリングワインでした。

ここはピノ・ネロの名手であり、左の赤ワイン NOIR 2008 (ピノ・ネロ100%)は3グラスを獲得しています(4年連続)。
もわもわとした濃度のある果実味がふわっとやさしく、ブルゴーニュを思わせます。醸造責任者がフランスのブルゴーニュ生まれということもあると思います。
ピノ・ノワール好きにオススメしたい2本です。(輸入元:エル・カミーノ)



スパークリングと赤ワインがドッキングしたランブルスコにも、素晴らしいものがありました。


Reggiano Lambrusco Concert Secco 2011 Ermete Medici & Figli (エミリア・ロマーニャ州)

甘くカジュアルなランブルスコが多い中、こちらは上質でしっかりとした辛口タイプ。
豊かな果実味に、キメ細かで穏やかな泡とみずみずしいタンニンが超エレガント。
これも3グラス獲得。ランブルスコでトレ・ビッキエーリって、スゴイ!


生産者はフィレンツェのメディチ家の末裔

セレブな雰囲気たっぷりなのに、輸入元小売価格1800円とは、なんて嬉しいんでしょう(笑)
(輸入元:株式会社モトックス)

※ランブルスコについては、以前書いた コチラを参照してください


【その2】 に続きます


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