ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

仏から「プラリュ」のショコラ♪

2010-10-10 16:19:25 | 甘いもん
リニューアルオープンした銀座三越にも新たにショップが入ったようですが、
友人のフランス土産「La Maison Pralus」のショコラ をいただきました



Mini Pyramide des Tropiques   La Maison Pralus

「メゾン・プラリュ」の現オーナーは フランソワ・プラリュ(1959年生まれ)。

リヨンの南のロアンヌにパティスリーを開業したオーギュスト・プラリュ(1920年生まれ)を父に持つフランソワは、リヨンの「ベルナシオン」でショコラと出会い、その後、各地修行を重ねた後、1988年に父から「メゾン・プラリュ」を引き継いだ人物です。

フランスのショコラエティエといえば、日本でも名前がよく知られたものが多いですが、プラリュが他と違うのは、自分のところでカカオ豆からチョコレートを作るショコラティエだということ。

通常は「クーベルチュール」と呼ばれる原料のチョコレートを仕入れ(仏なら「ヴァローナ」の知名度が高いでしょうか)、それを使って各メーカーがそれぞれオリジナルのショコラを作りますが、
プラリュでは 22の産地から取り寄せたカカオ豆を焙煎することから行っています。
プラリュのように、原材料から手がけるショコラティエはフランスでは3人だけとか。

しかも、彼は2000年にはマダガスカルのカカオ園と、製造・梱包施設のオーナーにもなったというから、どこまでこだわるの?!ですよね(笑)



プラリュのチョコレートは、「ジャンポール・エヴァン」、「アンリ・ルルー」、「ラデュレ」、「ピエール・エルメ」といった著名店で使われているようで、これには驚きました

星付きレストランでは 「ピエール・ガニエール」(パリ)、「ギィ・サヴォワ」(パリ)、「トロワグロ」(ロアンヌ)と、こちらも錚々たる顔ぶれです




22の生産地のショコラはそれぞれに特徴があります。
今回もらったカカオ75%のミニピラミッド(1枚 5g)は、マダガスカル、タンザニア、ヴェネズエラ等、
10の産地のショコラが楽しめます。

実際に食べてみると、例えばマダガスカルには少し酸味を感じたり、タンザニアはなめらかでマイルド、ヴェネズエラは濃厚でビターでハードボイルド的と、たしかに違います。

これで好みの味の産地を見つけると、ショコラ選びも楽しくなりますね



プラリュファンなら、フランスのロアンヌの「プラリュ本店」で買い物をし、ロアンヌの「トロワグロ」でショコラを使ったデザートを食べ、といきたいところですが、そこまで足を運べない場合は、パリのショップへ、それも難しい場合は、東京の銀座三越へ、でしょうか(笑)


コメント
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