ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

真夏の女子会【ワイン編】

2010-08-20 21:51:04 | ワイン&酒
先日、かねてより企画のあったSさん邸でインターナショナルな女子会が開かれました。
(外国出身の方も参加)

ワインはそれぞれ持ち寄りで


Champagne Piper-Heidsieck Brut NV

Sさんのセラーでかなり長い間置いてあったそうで、外観は黄みが強くなっていました。
飲んでみると、香ばしく、厚みがあり、いい感じに熟成しています。
カスタードっぽい感じもあり、これはなかなかいいですね。

このNVはピノ・ノワールとピノ・ムニエの比率が高く、シャルドネが少々というブレンドです。



左)Domaine Gauby Les Calcinaire Blanc 2006

右)Saint Peray Fleur de Roc 2006 Cave de Tain-l'Hermitage

奇しくも地域の近いフランスの2006年の白ワインが揃ったので、並べて飲むことに。

ビオディナミを実践するゴビーの方は、南仏ルションのヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・カタランで、ミュスカ50%、シャルドネ30%、マカベオ20%というブレンド。
外観は黄緑色、ミュスカの香りがフレッシュで、早春を思わせるやさしさとホロ苦さがありました。

北ローヌのサン・ペレは、タン・レルミタージュ近郊の大きな協同組合のもので、マルサンヌ50%、ルーサンヌ50%というセパージュ。
20%を新樽のバリックで発酵させ、樽熟成を12カ月しているせいで、色も濃く、ほどよい樽の風味があり、ボリューム感と複雑味があります。

なかなか面白い水平飲み比べでした。



CLOUDY BAY Sauvignon Blanc 2008

ニュージーランドはマールボロのクライディ・ベイのソーヴィニヨンは、ハーブのニュアンスが軽快で、サッパリ&スッキリ爽やかな飲み心地。
キリリと冷やして飲むと、暑~いこの季節にピッタリ



CORAZON DEL INDIO 2009 DYONISOS WINES

これは、まだ日本には入ってきていないようですが、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネーレ、シラーをブレンドした、チリはマイポ・ヴァレーの赤ワイン。

ワインメーカーは、バロン・フィリップ・ロッチルド・チリの前CEOで、カリフォルニアのオーパス・ワンや、チリのアルマヴィヴァを手がけたPascal Marty氏
2007年設立のワイナリーで、このワインはこの2009年が初ヴィンテージだとか。

フレンチ・オーク樽で熟成させ、しっかりとした安定感のあるものに仕上がっています。
このエチケットも実に印象的ですよね。



Finca Los Altos Gran Reserva 2000 Fernando Castro

スペインはヴァルデペーニャス産の赤ですが、写真は撮ったものの、メモの記載がまったくなく・・・


時節柄、白が多目だったのが嬉しかったですね


コメント (2)
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