ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

けっこうしてしまうワインのジャケ買い

2008-05-15 10:00:56 | ワイン&酒
ワインの中身、味はもちろん大事ですが、
私は外見を重視することも多く、いわゆる「ジャケ買い」をけっこうしてしまいます

だって、同じ飲むなら自分の気に行ったボトルやラベルを眺めながら飲む方が楽しいですし。



飲みに行くときも、迷ったときはボトル数本を見せてもらい、外見でピンときたものを選ぶこともあります。
ボトルを見ると、文字情報だけでは思い出せなかった過去に飲んだワインだ!とわかるケースもあり(網膜に焼き付けられたイメージの記憶ってけっこう正確に残っているものです)、それをひとまず除いて、残りの候補の中から絞り込みます。



さらっと楽しくカジュアルに飲みたい場合はポップで楽しいラベルのものを、静かにどよ~んと飲みたいときは渋めのラベルを、新しい造り手のものを飲みたいときはスタイリッシュなラベルのものを自然に選んでいるような?(笑)

特に、ポップでカワイイボトルやラベル のものは試飲会でも目が行くことが多く、そのワインが主役となるシーンが色々と浮かんできます。

例えば・・・今週は「スペイン」ワインを取り上げているので、試飲会で
これは楽しく飲める~と思ったスペインワインをピックアップしてみたいと思います。



Bodegas Langa  (左)ガルナッチャ・シラー (右)シャルドネ
テーブルに置いたら楽しいなぁ~というポップでオシャレなボトルに入っていて、価格も1,000円台前半とお手頃。
スペインのDOカラタユという地域のワイナリーで、赤は果実味がスッキリとした軽快なタイプ、白は酸が爽やかでフレッシュでした。



Almansa (左)シャルドネ (右)ロゼ  (Hacienda El Espino)
こちらも、本来はスペインで伝統あるワイナリーなのに、こんなに軽快なデザインのボトルを新しくつくりました。価格はどちらも2,000円以下(DOアルマンサ)。

深さや複雑さは特に必要ない時、たとえば、休日のランチや昼下がりに気軽にひとりでも、ふたりでも、仲間とでも気軽に楽しみたい時、こんなワインがあると、肩肘張らずに誰もが楽しめるのでは?




もっと飲みごたえがあって本格的なタイプが飲みたいとき は、同じワイナリーのこちらのワインもオススメ。



(左)1707 プティ・ヴェルド (右)バターリャ・デ・アルマンサ
(Hacienda El Espino)

プティ・ヴェルドはボルドー品種ですが、これはとても野生的で面白いワインに仕上がっています。

バターリャはガルナッチャとシラーが50%ずつのブレンドワインで(Bodegas Langaの赤の全く同じ品種割合)、濃さと果実の甘さのバランスがちょうど良く、コストパフォーマンスがいい(輸入元希望小売価格1,800円)と思いました。どちらもDOアルマンサで、ヴィンテージは2005年です。

こちらはジャケ買いするワインじゃないですが、右のラベルのデザインはけっこう私は好みです

(輸入元:文祥堂)

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