ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

クリスマス菓子レープクーヘン

2007-12-25 11:08:57 | 甘いもん
ドイツのクリスマス菓子で、東の横綱がシュトレンなら、
西の横綱といえるのが、レープクーヘン(Lebkuchen)です。




ニュルンベルグ発祥のお菓子ということですが、どこの都市のクリスマスマーケットでも見かけました。




特に目立つのがハート型のもの(Lebkuchenherz)で、子供たちが首にかけていました。
私も1個買ってきましたが、小さいサイズで2ユーロほどです。




よく売られているのが、こんなパッケージに入ったもので、大きさは女性の手のひらの真ん中くらいのサイズ。

私の買ってきたこのレープクーヘンは「Elisen」タイプとかで、20%のナッツとフルーツ(ドライタイプ)入りと書かれています。

レープクーヘンには、通常タイプと、
粉を全く使わずにナッツなどで仕上げた「Elisen-Lebkuchen」(エリーゼン・レープクーヘン)とがあるらしく、エリーゼンの方がしっとりしているのが特徴とのこと。



そもそも、レープクーヘンって何者? ということですが、

「ハチミツと香辛料入りのクッキー」というのは聞いていましたが、
パッケージの英語説明文を見ると「Gingerbread cookies」とあります。

「ジンジャーブレッド」と聞けば納得する人も多いかもしれず、
私も、うんうん、たしかにそんな味わいだわ~と思いました。


アニスやらシナモンやらのさまざまなスパイスの味がして、ちょっとオリエンタル?と思うフレーバーもあり、味わいはかなり独特です。

表面をお砂糖やチョコでコーティングしているものもあり
エリーゼンじゃない普通タイプはものすごく硬く、クッキーというよりも、黒砂糖を使った日本のお菓子「黒棒」をもっと硬くした食感なので、歯の弱い人はちょっとかじりにくいかも 




形もさまざまで、これ(上2つ)もレープクーヘンの一種(下はシュトレン)。

ホテルの朝食のデザートコーナーにもシュトレンと一緒にサービスされているほどドイツではポピュラーなクリスマス菓子です。


でも、スパイスがたっぷり利いた味は、人によっては好き嫌いがあるかもしれませんので、お土産にする際には要注意でしょうか。


コメント
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