ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ボルドーのお菓子カヌレ

2007-11-12 11:50:56 | 甘いもん
昨日のコメントでuzakさんから質問をいただいたので、
本題の英国スパークリングワインのことではありませんが(笑)、
お答えになるものを紹介したいと思います。


>「樽熟後瓶詰めまでの工程の一つであるCollage(コラージュ:清澄作業)において
> 卵白が使われることがあるが、
> ボルドーでは、残った黄身を利用してお菓子がつくられており、
> ボルドー名物にもなっている」
> ようなことを聞いたのですが、
> このお菓子の名前わかります?


はい、それは 「カヌレ」 (canele)です 



卵黄をたっぷり使った生地を型に入れて焼き上げたもので、
外はカリカリですが、中は卵たっぷりのパネトーネ風で、ペニャンと潰れ、口の中ですーっと溶ける感じです。

見た目よりも軽く、個人的な好みからいくと、もうちょっとズッシリとしたものが好きですが、こうした口どけのよいお菓子は日本人好みかもしれません。

上の写真は、昨年ボルドーに行った時に買ってホテルの部屋で食べたものですが、高さ4~5センチほどで、1個1.5ユーロ前後だったと思います。
小さなミニカヌレも売っていました。


日本でも一時流行って、カヌレを出すお菓子屋さんやパン屋さんが非常に多かったことがありましたが、今はそれほど目にすることは少なくなりました。
先日、銀座プランタンのブーランジェリー「ビゴ」で見たので、フランス系のお店を探すと見つかると思います。



下の写真は、ボルドー駅のコンコースに出ていたカヌレのワゴンです。
たしか、ボルドーへ行くTGVの出るパリのモンパルナス駅でもこのワゴンを見かけたような気がします。


コメント (2)
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