
Grand Siecle Laurent-Perrier (Champagne, France)
やっぱり、プレステージ・シャンパーニュは素晴らしい!

それが、ローラン・ペリエの “グラン・シエクル”を飲んだ時に思ったこと。
グラン・シエクルというのは、フランス語で “偉大なる世紀” という意味。
ローラン・ペリエの当主、ベルナール・ドゥ・ノナンクールの思い描いた偉大な世紀は
17世紀



フランスで文化や芸術が花開いた時代でもあり、
それに思いを馳せ、オマージュを捧げたというわけです・・・

現在リリースされているグラン・シエクルは、95年、96年、97年の
3つの年をブレンドした、ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュ。
ブレンド比率はシークレット。
そして、もしかしたら、もう少し古い年のものがほんの少し入っているかもしれないのだとか・・・
麦わら色の輝くような外観で、熟したフルーツの甘い香りが華やかに香り立ちます。
口に含むと、なめらかで、リッチで、エレガント。
緻密で複雑な味わいがじわじわ~っと広がり、その余韻が実に見事!
いつまでも夢見心地にさせてくれました。

これとは別に飲んだ3つのヴィンテージシャンパーニュそれぞれの印象は、
97年: 香りは甘くて深みがあるのに、酸が豊かで、まだまだフレッシュ!
96年: 香りが複雑で、トースティさも。酸の骨格の力強さと余韻が特徴的。
95年: 香りに熟成を感じさせ、アタックはやわらかでデリケート。余韻がエキゾチック。
グラン・シエクルは、この3つの良いとこ取りをしただけでなく、
ぐっと深みが増し、しっとりとした質感や、エレガンスを感じさせてくれました。
やはりこれは、特別な時に開けたいシャンパーニュですね~
