昨日紹介したワインとフレンチのお店の名前にもなっている
プロヴィナージュ(provignage)とは、ブドウの樹の繁殖方法のひとつです。
(注)お店の名前は「provinage」ですが、本来のつづりは「provignage」です。
ブドウはツル性植物ですので、どんどんツルが伸びていきます。
そのツルが地面に到達し、土がかかったりすると、
そこから根が出てきます。
ということがわかった昔の人たちは、この方法でブドウの樹を増やしてきました。
でも、この方法だと、根は地表近くに広がることになるし、
(ブドウの根はより深く伸びた方がいいので)
ブドウの意思のままに株を増やしていくと、雑然としたブドウ畑になってしまいます。
だけど、この方法は今はほとんど見られません。
というのも、ワインのことを勉強した人ならよくご存知の
「フィロキセラ」という病虫害が19世紀後半に発生したからです。
フィロキセラ(=ブドウ根アブラ虫)はブドウの根をかじり、
ヨーロッパ中のブドウの樹を枯らしてしまいました。
そこで取られた方法が、
アメリカ種のブドウの台木にヨーロッパ種のブドウを接木する方法です。
アメリカ種はなぜかフィロキセラに耐性があったのです。
ということで、現在のヨーロッパには自根のブドウ樹はほとんどなく、
プロヴィナージュという方法も廃れてしまったわけです。
が、実は探せばあるもので、
シャンパーニュのボランジェがわずかに所有するピノ・ノワールの畑と、
ロワールのアンリ・マリオネのロモランタンが、フィロキセラに冒される前の自根ブドウと言われています。
ボランジェでつくられているのは 「ヴィエーユ・ヴィーニュ・フランセーズ」、
アンリ・マリオネのつくるワインは、その名も「プロヴィナージュ」。
どちらも樹齢は100年を軽く超えているわけで(マリオネのは150年とか?)、
どちらも生産本数はごくわずかな稀少品。
一度は味わってみたいものですね~
プロヴィナージュ(provignage)とは、ブドウの樹の繁殖方法のひとつです。
(注)お店の名前は「provinage」ですが、本来のつづりは「provignage」です。
ブドウはツル性植物ですので、どんどんツルが伸びていきます。
そのツルが地面に到達し、土がかかったりすると、
そこから根が出てきます。
ということがわかった昔の人たちは、この方法でブドウの樹を増やしてきました。
でも、この方法だと、根は地表近くに広がることになるし、
(ブドウの根はより深く伸びた方がいいので)
ブドウの意思のままに株を増やしていくと、雑然としたブドウ畑になってしまいます。
だけど、この方法は今はほとんど見られません。
というのも、ワインのことを勉強した人ならよくご存知の
「フィロキセラ」という病虫害が19世紀後半に発生したからです。
フィロキセラ(=ブドウ根アブラ虫)はブドウの根をかじり、
ヨーロッパ中のブドウの樹を枯らしてしまいました。
そこで取られた方法が、
アメリカ種のブドウの台木にヨーロッパ種のブドウを接木する方法です。
アメリカ種はなぜかフィロキセラに耐性があったのです。
ということで、現在のヨーロッパには自根のブドウ樹はほとんどなく、
プロヴィナージュという方法も廃れてしまったわけです。
が、実は探せばあるもので、
シャンパーニュのボランジェがわずかに所有するピノ・ノワールの畑と、
ロワールのアンリ・マリオネのロモランタンが、フィロキセラに冒される前の自根ブドウと言われています。
ボランジェでつくられているのは 「ヴィエーユ・ヴィーニュ・フランセーズ」、
アンリ・マリオネのつくるワインは、その名も「プロヴィナージュ」。
どちらも樹齢は100年を軽く超えているわけで(マリオネのは150年とか?)、
どちらも生産本数はごくわずかな稀少品。
一度は味わってみたいものですね~