ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

バネ指の手術【経過1】

2014-08-16 17:49:12 | バネ指
バネ指の手術 からの経過と、今の状態を報告します。

右手親指の手のひら側の付け根 は3針縫われ、包帯グルグルにされ、水で濡らすことは厳禁、できればあまり手を使わないのが望ましいと言われました。入浴もシャワーのみ

とにかく、縫った個所が開かないよう、ばい菌が入らないよう、かなり気を配って日常生活を送っていました。洗顔も、入浴も薄手のゴム手袋を装着しながらも、あまり力を入れないよう、ほぼ左手だけを動かし、右手は軽く添える程度。

夏という季節柄、手首までキツメに巻かれた包帯の周囲がムレてかゆくなりましたが、必死にガマンです。

手術後3日目に、消毒と包帯交換のために病院へ行き、ここでグルグル巻きの包帯とはサヨナラ できました。ガーゼを当ててテープで留めるか、大き目のパッドの付いた絆創膏を貼るなどして傷口を保護するように言われました。家に傷当て用パッドがあったので、それを医療用テープで留め、外出時には軽く包帯を巻くことにしました。包帯は、パッドをしっかり固定するためと、なにかにぶつけた時のクッション用です。車を運転する時も、包帯を巻いていた方が、ハンドルが安心して握れました。

水を使う時にゴム手袋を使うのは、まだしばらく続きます。
とにかく、抜糸までは、縫い合わせた個所を水に濡らさないよう、なにかにぶつけないよう、これだけは注意していました。

この頃になると、傷口が何かに触れたりするとまだ痛むものの、傷口自体は日々よくなってきているように見えました。
ただ、ペンを握るのが難しく、宅急便の伝票を書くのに苦労したり、手ぬぐいが絞れなかったり、と困ったこともいろいろありました。

抜糸は、手術から10日目。かなり昔に別の手術で抜糸した時の記憶では、少しひきつれて痛かったのですが、今回の抜糸はアッという間で、ひきつれも痛みも感じません。医術の進歩?それとも、切開部分が浅かったから?とにかく、痛くなかったのは良かったです。

切開した個所は、見た感じでは、もうくっついているようでした。
抜糸したことで、縫っていた糸の痕である小さな穴が開きました。
これがふさがるのを待たねばなりませんので、抜糸しても、傷口をカバーする生活はもう少し続きます。よって、水に濡らすのは、2、3日してからにしてください、と医師に言われました。

そこで、バンドエイドタイプの絆創膏のLサイズのものを貼って過ごし、もうしばらくゴム手袋生活を続けることに。

そして、抜糸から3日目、抜糸の痕もふさがっていたので、ようやく水解禁!
手術からちょうど14日目でした。

いきなり水に濡らすのは怖かったので、絆創膏を付けたまま朝の洗顔で水を使いました。絆創膏を外して傷口を確認すると、どうやら問題ないようです。

そして今日、水解禁3日目ですが、切開個所は内側から筋肉が盛り上がってきて、表面の皮が(水でふやけたこともあり)めくれてきている状態です。痕は残ると思いますが、表面はもう間もなく、なめらかな状態になってくるのではないでしょうか。

切開個所は思ったよりも早い回復ぶりですが、現在、指の痛み自体はまだまだ残っています。

手ぬぐいは軽くしか絞れませんし、爪切りのレバーも痛くてダメで、洗濯ばさみは小さいものなら使えるようになってきましたが、大きなものは痛くて広げられません。水道の蛇口をひねるのも、まだ2段階で開け閉めしています。ポットのお湯を出すのにも親指は使えません。

こっちの快復は、まだ時間がかかりそうです。
ずっと後になると思いますが、また改めて報告させていただきますね。

コメント (13)
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バネ指の手術【補足】

2014-08-12 15:07:25 | バネ指
いくつか書き忘れたことを補足します。
(手術についてはじめから読みたい方は 【前編】 からどうぞ)

麻酔は、手術する箇所の近くのみの局所麻酔です。
手術する患部が見えないよう、腕の上あたりに布がかけられ、布の向こう側で医師2名が手術にあたりました。お腹から足にかけては、バスタオルをかけてもらいました。
看護師さんもついていましたが、重篤な手術でないため、どこかのんびりモード。途中でからリラックス系音楽もかけてくれましたけれど、とにかく腕の締め付けが早く終わってほしい!と、そればかりを考えていました。

切開部分は、長さ 1.3cmほどです。
後日、包帯交換のときに見たら、3針縫われていました。

手術後は、すぐに会計して帰宅できました。
手術後に点滴をする病院もあるようですが、私のいきつけのところは何もなし。
自分で手術台を降り、自分の足で歩いて手術室の外へ。本当にあっけないです。

何も問題がなければ、日帰りでアッサリ帰れる手術ですので、会社勤めの方も半休でOKでしょう。

3日間分処方された飲み薬代(抗生剤、鎮痛剤、鎮痛剤による胃壁保護のための胃薬)は、約500円(3割負担、ジェネリック)。
抗生剤は必ず飲み切るように言われました。
鎮痛剤は臨機応変で。私はひとまずこれも飲み切りました。



その後の経過を知りたいというコメントをいただきましたので、また報告させていただきますね。

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(2014.8.16 追加)

 その後の経過をアップしました → コチラ

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バネ指の手術【後編】

2014-08-12 00:05:00 | バネ指
【前編】 より続きます

手術台に横になったら、肘の上の部分になにかチューブのようなものがグルリと巻かれました。その後、手のひらから腕にかけて、ヨードチンキのような色の液がたっぷりと、何度も、墨汁のようにドボドボとかけられます。消毒液ですね。ビショビショなので、ある程度自然に乾燥するまで待ったら、手術個所に麻酔が打たれます。深いところまでグリグリ押し込むように、時間をかけて打たれ、さすがにこれは痛かったです。麻酔を打たれても、指先の感覚はあり、触られる感じはしました。

麻酔の後は、腕に巻いたチューブに圧力がかけられます。血圧の2倍の圧をかけているとのこと。切開した時に、出血するのを防ぐための処置(出血すると手術個所の腱が見えなくなるため)ですが、この締め付けがとても強い!腕の感覚がなくなり、気が遠くなるほど痺れてきます。看護師さんによると、どの患者さんもツライと訴えるのが、この処置だとか。ええ、本当に。手のひらを広げていてください、と医師に言われるも、指が内側に曲がってきてしまいます。とにかく辛い!切開する箇所については、メスで切り開いている感覚はなく、内部をゴリゴリされているのがわかる感じです。切っている箇所よりもなによりも、腕のしびれがツライ!血が流れていない腕の感じが変でした。

手術時間にして30分くらいだったと思います。切った場所(親指の付け根の手のひら側)が縫い合わさせ、ようやく腕のチューブが緩められると、手がお湯に浸かったようにじわ~っと温かくなってきます。血流が戻ってきているのだそうです。すぐに、正座をした時の足のしびれのようなものが手先にやってきます。足ではお馴染みですが、手でのこの感じは初めてなので、違和感ありまくりです。そのうち大丈夫になる、と言われたとおり、数十分で復活。しっかり血流が止められていたおかげで、手術中の出血はなかったそうです。縫った個所は消毒され、ガーゼが当てられ、包帯がぐるぐる巻かれました。

抗生物質と痛み止めの薬が3日間出され、それを飲み切るまではアルコールを控え、車の運転も避けました。手を使う家事などもできるだけしない方がいいと言われました。
お風呂はシャワーのみで、浴槽に入るのはNG。傷口を水に濡らさないよう、100円ショップで買える薄手のゴム手袋を使用。洗顔や洗髪が大変でした。手術3日後に消毒と包帯交換するも、傷口をぶつけないように、ガーゼを当てて、外出時は包帯で抑えていました。
包丁が握れず、手ぬぐいが絞れず、ペンを持って字も書けず、いろいろ難儀しました。

抜糸は術後10日め。痛みはありませんでした。
今ようやくここまで来ましたが、抜糸後2、3日はまだ水に濡らしてはダメとのことなので、もうしばらくゴム手袋生活です。入浴も、まだシャワーのみで済ませるつもりです。



利き手の親指なので、手術後に力を入れられず不便なのは難でしたが、浴槽に入らなくても寒くない夏場だったこと、また、服の枚数が少ないから脱ぎ着が楽だったのは良かったです。仕事にも影響が少ないお盆前後の時期というのも、気分的にラクでした。

手術費用は、術後の薬も含めて7000円少々(3割負担)
事前のさまざまな検査は別途費用がかかっています(2000円前後)

本来の目的は、親指の付け根の痛みを取ることなので、これが解決できたのか?バネ指は再発しないのか?といった点が気になりますが、しばらく様子見、といったところです。

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【補足】→ コチラ

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(2014.8.16 追加)

 その後の経過をアップしました → コチラ

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バネ指の手術【前編】

2014-08-12 00:00:00 | バネ指
昨年の秋から患っていた、右手親指の“バネ指”(動きがカックンカックンして痛みを伴います)の手術をしました。

同じような苦労をされている方(もしかしたら、今後苦労されるかもしれない方)の参考になるかもしれませんので、経過を書き記しておきます。

おそらく手の使い過ぎが原因であろうと予想されるのですが、右手の親指の付け根が痛み始めたのは昨年の秋。次第に指の動きがカクカクするようになりました。車のエンジンキーが回せず、洗濯バサミもつまめないようになったため、整形外科へ。

そこでバネ指(腱鞘炎の症状のひとつ)を診断され、注射でひとまず落ち着くも、数か月後にはまた復活。その時もまた注射で回避するも、次回は絶対手術したい!と思っていました。というのも、バネ指の手術は日帰りで済むと聞いていたからです。

そして、7月下旬の診察時に手術を決め、血液検査、検尿、HIV検査、胸のレントゲン、心電図の検査をクリアし、8月上旬の手術に臨みました。事前検査は、病院によって多少違ってくるかもしれません。また、日帰り手術とはいえ、それでも手術であり、多少のリスクはありますから(感染症、切る時に神経を切ってしまう可能性、出血など)、手術承諾書を提出しました。これには本人である私と、家族のサイン、印鑑が必要でした。

手術当日は、膝丈のボトム、袖がまくれる服で来るよう指示がありました。爪のマニュキュアはNGです。手術中は、爪の色で具合を見るからだそうです。そんなわけで、下は膝下のパンツ、上はTシャツといういでたち。手術着に着替える病院は気にしなくていいと思います。私のところは私服そのままで手術を受けました。黒っぽい色、濃い色の服の方が、汚れるかもしれないという心配をしなくていいと思います。

手術室に入る前に、その日の血圧が測られました。その数値は、いつもよりもかなり高め。緊張はしていないはずでしたけど。

手術室に入ったら、まず手を洗うように指示され、肘のところまで石鹸で、自分で丁寧に丁寧に洗います。ペーパータオルでふき取ったら、自分で手術台に上がり、横になります。この時、手術する方の手の左右を間違えられそうになりました。なので、自分でもしっかり確認するようにしてくださいね。

さて、いよいよ手術です。


 【後編】に続きます

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