お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

大阪・京都へ

2016年04月12日 | 古文書

 7日 大阪へ

 大阪駅で韓国人神学生Tさんと会って、2時間ばかり話しました。

 Tさんはこれまで、神学生として寮生活しながら、週に二日は二つの大学で韓国語を教えるというハードな生活をしていましたが、四月からは寮を出て、自宅から神学校に通うことにしたそうです。しかし、勤務する大学を一校増やしたので更にハードになったのかもしれません。

 Tさんは、かねてからの夢を具体化するための方策を色々語ってくれました。失礼ながら彼女は若くはありません。勿論私より年下ですが、私がほっとすぺーすを始めたときよりは年上です。でも、とても情熱を持って夢を実現しようとしている姿はきらきらと輝いていました。

 私が近くに住んでいれば少しは力になれるかもしれないのですが・・・

 7日から11日 京都へ

 今回の京都行きは、孫のバレエ発表会を見ることの他に、もう一つ大きな目的がありました。それは、本当に私自身が驚いたのですが、今学んでいる古文書の学習本「古文書はこんなに面白い」に登場する寺子屋(善正寺)が、なんと息子の住む町のすぐ隣町、上狛にあったのです!しかも、その近辺は上狛環濠集落など山城町の古い文化財が残っている所らしいのです。

 これは是が非でも行って見てこようと、前もってネットで調べ、9日土曜日に、一人徒歩で出かけました。

 木津川にかかる長い橋を渡ると、すぐに「福寿園」などお茶問屋の看板が見えてきました。でも、お茶屋の小売り店ではないし、人通りもありません。それよりも目にとまったのは・・・

      

 今は廃墟となった製綿工場です。中をのぞくと、まだ機械類は残っていて、天井から床まで茶色く変色した綿がまだいっぱい残っていました。いつ頃まで操業していたのでしょうか・・・綿を種から育て、綿花から綿糸を取る作業を子ども達とした経験がある私にはなんだか切ない光景でした・・・

 その後、善正寺を探したのですがなかなか見つからず、誰かに尋ねたくても人通りはなくて困りました。やっと見つかったものの、中には入れず、あまり寺子屋をイメージできる物もなくて(当然ですが)ちょっとがっかり。

 しかし、ここであの寺子屋規則を思い出してみると、当時の子ども達の歓声が聞こえてくるような気もしました。それはそれは面白い規則がてんこ盛りなんですから。読みながら何度声を上げて笑ったことか!!

         

 寺子屋に通っていた淺田傳ちゃんの家はすぐ見つかりました!右側の大きな家に家族の名前を書いた表札が。道を挟んだお向かいも淺田さんでしたから、親戚なのでしょうね。昔を偲ばせる古いけど格式のある家でした!

                    

 また、近くに重要文化財となっている小林家もありましたが、ここも中には入れないので外側から・・・

                     

 次に上狛環濠集落を見に行きました。環濠集落というのは周囲を堀で囲まれた集落で、ここは長径600メートル、短径300メートルのレモン形をした集落です。堀の内側に土塁を築き、七つの郷があったそうです。そして郷ごとに使っていた井戸が残っていました。この集落は500年も前に出来た物というのですから歴史ある文化財ですね。しかも今も住んでる!

       

 殆ど案内看板もなく、時々行き交う人に尋ねながら、行きつ戻りつたくさん歩いて、久しぶりに足にまめができました!でも、面白かったです。昔の家並みって見ているだけでも懐かしさがこみ上げてくるし、タイムスリップしたみたいな気分にもなって素敵でした・・・

 

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