拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

マーマ、マーミ、ターモ

2012-08-22 10:19:34 | インポート
「マーマ」。お母さんではありません。ご飯でもありません。ドニゼッティの愛の妙薬を聴いてたら耳にとびこんできた歌詞。「彼女は僕を愛してる」です(m'ama)。さすが、イタリア語、短い。これがドイツ語だったら、ズィー・リープトゥ・ミヒ(長い)。それから、「マーミ」(m'ami。君は僕が好きなんだね。)。これは、ヴェルディの仮面舞踏会に出てくる歌詞。ドイツ語だったら、ドゥ・リープスト・ミヒ(長い)。さらに、「ターモ」(タモリさんではありません。t'amo。)。英語のI lov youです。ドイツ語だったら、イヒ・リーベ・ディヒ(やっぱり長い)。だから、ドイツ語の歌詞カードは紙がかさみます。ところで、上記の三つのイタリア語、それぞれ「mi ama」「mi ami」「ti amo」がつまった形。イタリア(語圏のスイス)人に、「ターモ、ターモ」と言ったら、へっ?て顔されて、それ、ティアーモだよと直されました。オペラの歌詞、あんまり日常的ではないようです。ちなみに、タモリさんがテレビで、博多弁では「ととと」でちゃんとした意味になるとおっしゃってました。イタリア語的だ!メロディーに乗せやすい!東北では「クェ」で一つの意味をなすとも。