拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

バスから放逐されました

2012-08-21 13:37:27 | インポート
最近、某合唱団を覗いて。パートはバスだと言ったら、そこ、立派なBasso profondo(深い、重いバス)がたくさんいて、偽バスの私はバスから放逐され、テナーになってしまいました。思えばいつのころか、「パートはバス」と言うと怪訝な顔をされるようになり、たまに会った母親からも声が変わったと言われ、年取って男性ホルモンが減って声が高くなったのかなー、と。とか言っても、「本物の」テナーのように上が出るわけではなく、ソやラになるとファルセット。いと、情けなやー。ところが、久しぶりにカール・リヒター指揮のミュンヘン・バッハ合唱団のCDを聴いたら、おろ?テナーがへろへろ(上の方がファルセットぽい)。天下のリヒターが指揮する合唱団でもこんな感じでええのけ?そっか。別に合唱団だからといって、ウィーン国立歌劇場の合唱団とか、バイロイト祝祭劇場の合唱団とか、ベルリン・ドイツオペラの合唱団とか、この世のものとも思えないような声量のやつばかりじゃないんであって。へろへろ(表現が悪いってーの)でもいいかな?いいとも!なのかも(笑っていいとも、テレフォンショッキングでまた「いいとも」って言わなくなった。)。