拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

もういいでしょう!

2012-08-17 15:31:04 | インポート
大河ドラマが苦戦だそうで、時代劇の様式が継承されていないという批判があるそう。様式・・・水戸黄門とかのお決まりの型のことでしょうか。ちなみに、水戸黄門の印籠を出すシーン、これこそ様式!でも、この様式、黄門様を演じる俳優さんによって違いがあります。私が、一番様式美を感じるのは、佐野浅夫さんのやつ。まず、助さん格さんが暴れる前に黄門様が「助さん、格さん、こらしめてやりなさい!」という。で、おさめるときは、「助さん、格さん、もういいでしょう!」。で、印籠出すわけ。この「もういいでしょう」が大好き!他の黄門様だと、こうはいかない。いつのまにか立ち回りが始まったり、助さん格さんの独自の判断で印籠見せたり、バラバラ。48分頃、印籠が出てくるのも「様式」? ところが、印籠のシーンだけ見ようと思って(こんときの音楽を聴きたいのもあって。ドーーーソ♭シド、ドーソシド、ソー」・・)、45分頃、テレビ付けたら、おろー、もう終わってる。たまに印籠見せた後に人情話が入ることがあって、それだ。これフェイント。