拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

はらぺこあおむし

2017-05-03 09:21:41 | 日記
「はらぺこあおむし」はエリック・カールの描いた絵本。こういう絵本を子供の頃読みたかった。いや、今読んだって全然OK。で、今回、自分の思い違いが判明。私、「あおむし」はモンシロチョウの幼虫(キャベツの葉っぱによくいる)だけを指すんだと思ってた。ところが、「はらぺこあおむし」は最後色鮮やかな蝶になる。あれ?と思ったらこういうことだった。蝶や蛾の幼虫は芋虫と毛虫に分けられる。そして芋虫のうち青い(緑色の)ものが「あおむし」と呼ばれる。だから、昔、私の実家の蜜柑の木にいたクロアゲハの幼虫も、緑色のものは「あおむし」と呼んでよかったのだ。因んだ話その1。「はらぺこ……」の原題は「The Very Hungry Caterpillar」。「Caterpillar」は芋虫と毛虫の総称だそうな。その2。エリック・カールはドイツ系アメリカ人で、第二次大戦中は故国のドイツに帰っていたが(その間、難しい立場にあったことは想像に難くない)、戦後、アメリカに戻って、ドイツ語のWikiでも「アメリカ人」とある。だから「はらぺこ……」はアメリカで出版されたのだが、なんと印刷は日本でしたのだという。「あおむし」が果物を食べた部分の穴開けが大変だったからだそう。その3。調べる過程で、蛾のことを英語で「moth」と言うんだと初めて知った(汗)。それで「モスラ」だったのか。