拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

あくなき挑戦(賞味期限)

2017-05-16 21:57:02 | グルメ


久々のイカスミパスタ。イカスミはレトルトだが、タマネギとにんにくとトマトのみじん切りをオリーブオイルでじっくり炒めたものに和えて、白ワインで伸ばしたそれはなかなかの美味であった。ところで、今、わが家では、新しい食材は買わず、昔から貯め込んできた食材をひたすら消費する日々(例外:1パック99円の卵を買う条件を満たすための500円以上の買い物)。賞味期限から7年過ぎた味噌汁のパックも、8年過ぎたカロリーメイトもしっかりクリアーした。で、今晩使ったレトルトのイカスミパックは賞味期限から12年経過したもの。これが缶詰だったらまったく問題ないのだが(こないだの「ガッテン」で、30年過ぎたものも70年を過ぎたものも大丈夫だった。「理論上は」半永久的にもつのだそうだ)、レトルトなので若干の疑問符。でも試すなら今だ。仕事も歌も一段落。今死んでもほとんど人様に迷惑をかけない。ということで今夜実行。明日まで生きていればブログに「ドイツ語の勉強は日本でもできる」話を書く予定。

「涙をもって種まく人」歌い比べ(シュッツとシャイン)

2017-05-16 09:07:21 | 音楽
シュッツとシャインの「Die mit Traenen saeen」を歌い比べた(シュッツを歌う会で。テナー募集中)。仲良しだった二人のこの曲はほんとによく似てる。途中に出てくる三拍子がよく似てるし(歌詞は、シュッツが「werden mit Freuden ernten」、シャインが「kommen mit Freuden」と異なるが、「mit Freuden」(ミッtフロイデン。喜びをもって)は共通)、音が細かくなってタンタタタンタタと続くところもよく似ている(歌詞は、それぞれ相手方が三拍子にした部分。なんだか、うまい具合に音型と歌詞の組合せが入れ替ってる感じ)。そして「weinen」(泣く)で二度の不協和音が強調されるところも同じ(これは修辞学(感情を伝えるパターン)のなせるわざかもしれない。ここのところはシュッツの面目躍如。はるかに強烈)。シャインの曲は、1623年に発刊された「イスラエルの泉」という曲集に含まれており、シュッツの曲は、1648年に発刊された、おなじみ「宗教的合唱曲集」の一曲。「おなじみ」と書いた。シャインについてのWikiのドイツ語ページには、「イスラエルの泉」について、「宗教的合唱曲集」と類似性(Verwandtschaft)があり、「不当にもその影になっている」(zu Unrecht im Schatten)、とある。「宗教的合唱曲集」はライプチヒ市に寄贈された。ドレスデンの楽長のシュッツが100キロ離れたライプチヒ市にこの曲集を寄贈したわけは、ライプチヒのトーマス教会のカントルだったシャインへの追悼のためと言われる。特に「Die mit Traenen」は、シュッツの伝記を書いたロジェ・テラールに言わせると、「シャインが開発した宗教的マドリガーレへの回帰」なのだそうだ。