麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第678回)

2020-01-04 15:01:52 | Weblog
1月4日

講談社からキンドル版「暗夜行路」が出ました。知らなかったのですが、去年の10月に出たようです。日本の長編小説で最も好きな作品の初めての電子化。うれしくてすぐに買いました。さすが大手出版社の仕事。つくりもていねいで安心して物語に入れます。

今年は三島由紀夫の著作権が切れ、来年は志賀直哉の著作権が切れるはず。作品の電子化も進むと思います。たぶん最後は病院のベッドで死ぬのでしょうが、そこでも電子書籍端末があれば、最期まで好きな作品を読める。そこだけは「いい時代だ」と思います。
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