麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

古典風

2006-06-24 23:59:46 | Weblog
こもよ。こもこもこもこ。私のあそこはおまえを見るともこもこだ。

さあ、おまえの欠損部分に俺の過剰部分を差し入れて生み出そう。

なにを?

世界を。

またか。股か。また書くのか。股掻くのか。いい気持ちになろうっちゅうのか。
そこ、下品。消して。

なにを?

世界のスイッチを。

もういいだろう。みんな満足してる。やる? やらない? うっそー。まじまじまじ。ひどーい。さいてー。やりてー。もう最高ッス。

日本語なんかいるかよ。こんなくそみたいな概念しかないのに。

そこ、じゃま。消えて。

なにが?

人間ども。

今日は、暖かかった。ということは冬か。季語を見つけなければ。たらちねの。しだりおの。はらわた凍る夜や下痢便。

なんだ。恥ずかしがっているのか。馬鹿者。もう何処にもいなくなった馬鹿者よ。
あああれだ。伝統にのっとれば、いとものぐるおしけれ。見つかった。

なにが?

書き出しが。それは精液と溶け合った押し入れの中の闇だ。

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