麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第211回)

2010-02-21 10:21:49 | Weblog
2月21日


立ち寄ってくださって、ありがとうございます。

創元推理文庫の「シャーロック・ホームズの冒険」が新訳になりました。
まさかこの文庫の訳が、自分が生きているうちに阿部知二訳ではなくなるなんて考えてもみなかったことです。画期的です。しばらく前に光文社文庫の新訳全集が完結したばかりですが、なにか訳文になじめなかったところ。今回のものは「ボヘミアの醜聞」を読んだ限り、阿部知二訳のいいところを残したような読みやすい文です。興味のある方は見てみてください。



作家として成功をおさめられた昔の知り合いの方に、ひさしぶりに仕事でお会いしました。その方のブログを読んでいると「才能がないのにあまりに高い理想をかかげて一生を台無しにする人間も多い」と書いてあり、まさに自分のことだと感じました。その「台無し」の影響を誰にも受け継がせないでくたばるということだけで、なんとか許してほしいと思わずにいられません。



では、また来週。

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