麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第633回)

2019-01-27 22:41:14 | Weblog
1月27日

神保町あたりも外国人が増えましたね。基地の町の出身者としては、そのこと自体には驚かないのですが、やはりもう、かつて自分にとって神保町だった別の町を歩いている、という感じが強い。もちろんそのことだけでなく、さまざまに建物の形が変わっていることが大きな理由ですが。頭の中で、自分にとっての神保町をなぞりながら歩いて、いま現在の感じにリアリティをつぎたしても追いつかないほどの非現実感。――それこそ「老い」の正体なのでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿