鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

すざまじきものバーゲン

2006-07-22 | Weblog
先日、東京・二子玉川の玉川高島屋へ行き「スペシャルバーゲン」なるものを覗いてみた。まだ梅雨時なのにもう夏物のバーゲンで、評判通りの人、人、人で、こんなにたくさんの人が来るとは思いもよらなかった。その少し前に新宿の伊勢丹に行ったら、丁度セールをしていて、男の新館がごったがえしていたことを思い出した。バーゲンが人気があるのはいいが、バーゲンが定例化して、通常時に売れなくなることはないのだろうか。百貨店の売り上げが伸び悩んでいるのもバーゲンばやりに原因がありそうだ。競争上、一社だけやらないわけにはいかないのだろうが、百貨店自らが自分で自分の首を締めているのは確かである。
とはいえ、消費者にとって、いいものが安く手に入るの有難いことだ。一緒に行ったうちのかみさんは早速、南館地下1階のお気に入りの「ヨーク」というタータンチェックのお店に飛び込み、いつもなら1万5000円のスカートが30%引きだったので、ゲット。次いでブランドもののタオルが捨て値のような価格で売っていたので数点購入した。
  その後、店内をぶらぶらウィンドーショッピングしているうちにエスカレーターを降りたところで、婦人服のワゴンセールをしていて人だかりしているのにぶつかり、かみさんが掘り出し物を見つけ、ブランドもののシャツを購入した。で、引き上げようとしたら、店員が今度はバッグのワゴンセールをする、という。広告にも出していたブランド物も含まれているとかで、ワゴンが来る前から黒山の人だかり。連られて、赤と黒のやや派手めのバッグを買ってしまった。
これくらいでもういいだろう、と馴染みのケーキ屋さんに向かうとちゅう、これも馴染みの婦人靴屋のヨシノヤも当然の如くセールしており、さっと店に入り、品選びした。かみさんに合いそうな靴が見つかったのだが、サイズもデザインも合うものとなるとなかなかない。店員曰く「いいものはやはりバーゲン初日に売れてしまう」とのことだ。バーゲン慣れしていないので、そんなものかと納得した次第。
喉も渇き、小腹も空いたので、お楽しみのケーキ屋、キルフェボンへ行ったところ、いつもならケースに一杯並んでいるケーキがほぼ品切れ状態。バーゲンで客が大入りのため、ケーキ屋さんにまで影響している、というわけだ。 レストランなど飲食店にとってはバーゲンは書き入れ時というわけがよくわかった。
 バーゲンは百貨店にとっては自殺行為なのかもしれないが、ここまで定着すると、もう後戻りできないだろう。夏物にしろ、冬物にしろ、いまやバーゲンは本格的な季節の訪れの風物詩といっていいだろう。
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