prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「88ミニッツ」

2012年12月29日 | 映画
精神科医のアル・パチーノの所見によって死刑判決を受けた男が無実を訴え続ける一方、その男の手口を再現する犯行が再開し、さらにパチーノに対して88分後におまえは死ぬという脅迫電話がかかってくる。

実は死刑になる男は無実なのではないかという疑いとカウントダウンのサスペンスが同時進行する趣向だけれど、二兎を追った結果どちらも逃がして、女癖が悪い男がどの女を選ぶのかという斜め上のところに話が収まる。
実際、女優陣はいろいろなタイプを取り揃えましたという感じなのです。

パチーノ扮する医師が未婚という設定で子供を作るには歳をとりすぎたというセリフがあるが、実際のパチーノは結婚したことはないがかなり最近子供ができたわけで、案外そんなところで出演を決めたのではないと思わせる。
あと監督のジョン・アブネットと「ボーダー」で意気投合したとか。いかにパチーノクラスの役者でも、というかむしろランクが高い分、出演作を選ぶのは難しいみたい。

精神科医の所見が決め手になって死刑が決まるというのはちょっと考えにくい。いかに高名な医師でもあくまで参考意見にとどまるのではないか。
(☆☆☆)

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