prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「キングスマン ファーストエージェント」

2022年01月20日 | 映画
時代を第一次大戦頃に遡ってエピソード0式の作り方にしている。
画の作り方にこれまで同様スタイリッシュなセンスは出たけれど、ソンムの戦い(「1917」「突撃」などでも描かれた)な実在の戦闘が背景になっているせいか、タッチが意外なくらいシリアスに傾くところがある。
クライマックスの剣劇の背景で戦争のフィルムが上映されているし、フィルムは他でも重要な小道具になる。

ラスプーチンやマタハリ、ウィルソン大統領といった微妙な有名人を出してくる。レーニンまで出てくる。エンドタイトルの途中でまたもう一人大物が出てくるが、シリーズの続きで再登場ということあるのだろうか。

ラスプーチンが毒を盛られても平気なだけでなく、本当に病を治す能力を持っているあたり、何でもあり状態。
実在の人物にしてマンガ以上のキャラクター、というか、もっといけるくらい。