prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「陸軍中野学校  開戦前夜」

2015年03月15日 | 映画
このシリーズは初めはスパイになるために人間の情を切り捨てざるをえなくなる非情さ描いていたのだが、次第に日本全体が戦争に向かっていくのを客観的に観察してこれはまずいと思いながら、それに協力せざるをえない悲劇性に向かっていき、この最終作である第五作では国全体の歯車を戻せなかった苦味は最も強くなる。

ひとつには上官である草薙中佐(加藤大介)と部下の三好次郎(市川雷蔵)との信頼関係が揺るぎがなく、揺らいだようでもお話の綾だろうと思えて実際にその通りになるから。戦友とか上官と部下といった軍隊内部の濃密な人間関係というのは、今はなかなかわからなくなっているが、ある種の憧れを誘うようなところがある。



3月14日(土)のつぶやき

2015年03月15日 | Weblog

【本棚登録】『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)』原田 実 booklog.jp/item/1/4061385…


ツイート数を増やすとフォロワーが減るんだよな…。


川崎リンチ殺人、被害者の母を責め立てた林真理子氏のエッセイの暴力性(武田砂鉄) bylines.news.yahoo.co.jp/takedasatetsu/… 傷口に塩を塗りこむのに積極的に賛成する人間がこれだけ多いという日本社会のおぞましさ。


2011年3月11日、なぜ「Twitter」は落ちなかったのか? 多くの人が知らない、意外な真実。 tabi-labo.com/97123/whytwitt…


【これ聴いてます】ピアソラ:バンドネオン協奏曲/バンドネオンと弦楽のための作品集(オーストラリア室内管弦楽団) ml.naxos.jp/album/CHAN10163 #nml


大型チェーン店ではない、いわゆる街の本屋に入って、あまりのやる気のなさにびっくりした。「イスラーム国の衝撃」も売り切れてから置いていないという調子。前は3フロアあった売り場が1フロアになっていて、その殆どが文庫本。いつまでもつことやら。


林真理子氏についての記事を読んだシングルマザーの方々から何通かメールが来ました。「昼の仕事を終えて、息子達に夜ご飯を作って、そこからまた夜働きに出かけます。帰ってくるのは1時すぎです。でも、雑誌くらい読みます。バカにするのもいい加減にしろよ、が本音です」とのこと。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 345 RT