prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「善き人」

2012年01月21日 | 映画
ヴィゴ・モーテンセンが前半はインテリらしく縁なしメガネと柔らかい素材のジャケット姿なのが、後半ガタイの良さや硬質な風貌がやたらナチスの制服姿に似合うのが目立つようになり、外形的な役割に実質が引きずられる感じが画になっている。

ユダヤ人の友人との会話で、ユダヤ人だがユダヤ教からカトリックに改宗したマーラーについて語られる。主人公はしばしば幻聴を聞くのだが、そのマーラーの交響曲第一番の第三楽章が軽めにアレンジされて流れているのがすでに幻聴ではない、というあたりで悪夢が現実になったのを端的に表わした。

友人でなければユダヤ人を助けないのか、とも思うが、現実問題として抽象的な「ユダヤ人」ではなく直接の知り合いの方が心配になるのはむしろ当然ではある。

毎度のことなのだが、英語ではナチス政権下のドイツの感じが出ません。あと、あまり製作費かかっていないのではないか、調度品などやっと画面を埋めるだけ集めたみたい。ちょっとカメラがふれたら見切れそう。
(☆☆☆★)

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1月20日(金)のつぶやき

2012年01月21日 | 映画
00:35 from Twit Delay
山田太一・作 緒形拳・主演「タクシー・サンバ」第二話「愛のかたち」 銀河チャンネルにて。辰巳柳太郎のタクシー会社の社長の芝居がすごい。ナニワ金融道の社長みたい、と思ったら主演の緒形拳が後にその帝国金融社長を演っていたのでした。

00:36 from Twit Delay
辰巳と緒形とでは新国劇での師弟なわけで、それが自然にだぶってくる。

00:37 from Twit Delay
坂上二郎が岡本信人と榊原郁恵の二人を見合いさせて失敗するエピソードの原型は山田のエッセイに出てきたもの。ただしエッセイみたいに二人とも見事に醒めているのではなく多少とも脈があるのが育っていくのが、ドラマ化するのにあたっての作者の「願い」というものだろう。

02:47 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『ユリイカ2004年12月号 特集=宮崎駿とスタジオジブリ』 booklog.jp/asin/4791701275

08:27 from Twitter for iPhone
ナタリー・ウッドの死因は結局事故死と判断変わらず。大山鳴動してネズミ一匹も出ない。というよりそういう続報あったなと思い出してツイートしている始末。

09:31 from web
ツイッターに投稿するのにTwit Delayを使うことが増える。速報性もいいけれど、後になって文章を直したくなることが多いので、いったん保留して見直せるのがありがたい。

11:31 from Tweet Button
【これ聴いてます】グレインジャー:愛の力(スロヴァキア放送響/ブライオン) #nml ml.naxos.jp/album/8.554263 あ、この曲「デリー地方のアイルランド民謡 Irish Tune from County Derry」って曲名だったのかあ。

21:36 from livedoor Blog
コピペ日記 : HV特集 山田洋次 50年の時が過ぎて(後編)「バブル崩壊から震災まで」 lb.to/AkgMN4

by yapoono6 on Twitter