シー・シェパードがエンドタイトルに出ているというし、イルカやクジラの漁の残酷さを強調しているというので、どんなプロパガンダをやらかしたかと手ぐすね引いて見に行ったら、さほどのことはなかったのでちょっと拍子抜け。
ネットでは、SSがスポンサーのような受け取り方されているけれど、そこまで深く関わっているとは思えないし、入場料がイコールSSへのお布施と取るのは過剰反応に思える。劇場や配給その他が相当に抜くしね。
しかし、ヒレを切られたフカが海の底に落ちていくカットは、アニマトロニクス(つまりロボット)というのは見た後知ってちょっと呆れた。エンドタイトルで「動物は傷つけていません」と出るので、ありゃなんだと思ったのだが、乱獲は見せたし、モノホンを写しちゃエコ団体仲間に文句言われるだろうしでの苦肉の策なのだろうが、わざわざロボット使って再現するようなものか。
それにしても、生まれたばかりの亀が海辺を這って海に戻る前に次々と鳥に捕まって食われてしまうのは、「生き物を傷つけてない」ことになるのか。まさかあれまでロボットなのか(だとしたらすごい技術だが)。動物同士ならいいのか。人間だって生態系の一部っていうのが、主張ではないのか。
あ、そうだ、シロナガスクジラにオキアミが数限りなく食われていたな、あれもロボットでしょうか。
実際、大半は海の生き物たちをよく撮りましたという思わせる映像の連続なのだが、構成がルーズで途中もう終わるのかな、と何度も思わせる。画の迫力に偏りすぎて、具体的な生態がどんなものなのかというのが案外わからない。テレビではなく映画館で見せるのを考えてのことではあるだろうが、画と情緒だけで長編はもたない。
それにしても、日本も捕鯨その他について被害者意識ばかりつのらせてないで、調査捕鯨のドキュメンタリー作って、クジラを捕らないとかえって生態系が壊れる(あの食べるオキアミの量を見るといい)実態を啓蒙してまわるくらいの攻めの姿勢見せた方がいいのではないか。そりゃ怒る奴続出するだろうが、何も言わなくたっていちゃもんつけてくるのだから。
余談だが、エンド・タイトルに「サスペリア」で有名な撮影監督、ルチアーノ・トヴォリLuciano Tovoliの名前があった。何やったんでしょう。
(☆☆☆)
本ホームページ
オーシャンズ - goo 映画
ネットでは、SSがスポンサーのような受け取り方されているけれど、そこまで深く関わっているとは思えないし、入場料がイコールSSへのお布施と取るのは過剰反応に思える。劇場や配給その他が相当に抜くしね。
しかし、ヒレを切られたフカが海の底に落ちていくカットは、アニマトロニクス(つまりロボット)というのは見た後知ってちょっと呆れた。エンドタイトルで「動物は傷つけていません」と出るので、ありゃなんだと思ったのだが、乱獲は見せたし、モノホンを写しちゃエコ団体仲間に文句言われるだろうしでの苦肉の策なのだろうが、わざわざロボット使って再現するようなものか。
それにしても、生まれたばかりの亀が海辺を這って海に戻る前に次々と鳥に捕まって食われてしまうのは、「生き物を傷つけてない」ことになるのか。まさかあれまでロボットなのか(だとしたらすごい技術だが)。動物同士ならいいのか。人間だって生態系の一部っていうのが、主張ではないのか。
あ、そうだ、シロナガスクジラにオキアミが数限りなく食われていたな、あれもロボットでしょうか。
実際、大半は海の生き物たちをよく撮りましたという思わせる映像の連続なのだが、構成がルーズで途中もう終わるのかな、と何度も思わせる。画の迫力に偏りすぎて、具体的な生態がどんなものなのかというのが案外わからない。テレビではなく映画館で見せるのを考えてのことではあるだろうが、画と情緒だけで長編はもたない。
それにしても、日本も捕鯨その他について被害者意識ばかりつのらせてないで、調査捕鯨のドキュメンタリー作って、クジラを捕らないとかえって生態系が壊れる(あの食べるオキアミの量を見るといい)実態を啓蒙してまわるくらいの攻めの姿勢見せた方がいいのではないか。そりゃ怒る奴続出するだろうが、何も言わなくたっていちゃもんつけてくるのだから。
余談だが、エンド・タイトルに「サスペリア」で有名な撮影監督、ルチアーノ・トヴォリLuciano Tovoliの名前があった。何やったんでしょう。
(☆☆☆)
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