prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ダージリン急行」

2009年07月18日 | 映画

インドの列車というのが目の付け所のいいところで、線路の上を走っているのに迷子になったり、途中下車していつのまにかまた乗り込んだり、いきあたりばったり的なおおらかさ。代わりにいささかルーズで退屈もする。

列車に乗り込むのに間に合いそうもないので荷物を「捨てる」のが、自然な寓意になっている。
横移動撮影が多くて、映画の画面そのものが鉄道のジオラマみたいに見えてきたりする。
(☆☆☆★)