prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

2009年07月20日 | 映画
あまりエヴァの熱心のファンではないので、テレビシリーズは一通り見ただけだったのだが、こんな話だったっけ。違うでしょう。
過剰な自意識絡みの描写は減って、割と普通のラブストーリー寄りになっている。冒頭にシンジの母、ゲンドウの妻の墓参りの場面があって、綾波の顔に一瞬、同じ顔だが別人の顔がだぶるのが暗示的。

使徒とエヴァの戦闘シーンののデザインと動きの斬新さ、鮮烈さは、突飛な例えのようだがほとんどオリンピックの選手の演技を見ているようで、想像を超える。

それ以外の日常生活の描写が一度カタストロフを経験したあとの世界とは思えない違和感は相変わらず。
海が赤く汚染されている一方で、妙に緑に恵まれていたり、普通に交通機関が動いて学校もやっていて、って、なんで?といちいちひっかかるのだね。この日常が不変のものという感覚は理解しにくい。
(☆☆☆★)


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