prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ボルベール<帰郷>」

2007年07月22日 | 映画

予告編で「父帰る」ならぬ「母帰る」みたいな話かなと思っていると、ずいぶん違う。帰ってくるのではなくて、最初からずうっと近くにいて、それを娘がどう見つけていくのか、という考えてみるとずいぶん不思議な話。
「母」はいつもそばにいる、という図。
母と娘の関係が、特に男の関わり方で繰り返されるわけだけれど、ここでは男はほとんど害毒みたい。
母親が、しみじみとペネロペ・クルスの娘を見ておまえ昔からそんな胸大きかったっけというのが可笑しい。
(☆☆☆★)