prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

ヨハン・シュトラウス「こうもり」新国立劇場

2006年06月28日 | Weblog
オペラ・歌舞伎ファンだった叔父が亡くなり、形見みたいな形でもらったチケットで見に行った。
前から四列目のほぼ真ん中というすごい席。こういう機会でもなければ見られるものではない。

で、内容はすこぶる明るく、歌だけでなくアイゼンシュタイン役のヴォルフガング・ブレンデルの間抜けた貫禄、フロッシュ(蛙)役のハンス・クレマーの酔っ払い演技のコメディ・センスなど、芝居も楽しめる。
オルロフスキー公爵のエレナ・ツィトコーワがベルばらのオスカルばりに颯爽として美しい。

歌手はあちこちの国の混成なのだが、あちこちに日本語を織り交ぜて笑いをとっていた。
美術・衣装がアール・ヌーヴォー風。

あと驚いたのが、ほとんど一階席は全席埋まっていたこと。日本も贅沢になったもの。



作   曲: ヨハン・シュトラウスII世
原   作: アンリ・メイヤック/ルドヴィック・アレヴィ
台   本: カール・ハフナー/リシャルト・ジュネー

指   揮: ヨハネス・ヴィルトナー
演   出: ハインツ・ツェドニク

美術・衣裳: オラフ・ツォンベック
振   付: マリア・ルイーズ・ヤスカ
照   明: 立田 雄士
舞台監督:  大仁田 雅彦

合唱指揮: 三澤 洋史
合   唱:  新国立劇場合唱団
バ レ エ :  新国立劇場バレエ団
管 弦 楽:  東京フィルハーモニー交響楽団

主   催:  新国立劇場
キャスト
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:  ヴォルフガング・ブレンデル
ロザリンデ      :  ナンシー・グスタフソン
フランク        :  セルゲイ・レイフェルクス
オルロフスキー公爵:  エレナ・ツィトコーワ
アルフレード     :  水口 聡
ファルケ博士    :  ポール・アルミン・エーデルマン
アデーレ       :  中嶋 彰子
ブリント博士     :  高橋 淳
フロッシュ      :  ハンス・クレマー
イーダ        :  中村 恵理