prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「イン・ザ・カット」

2004年04月20日 | 映画
ミステリとすると、ずいぶんと薄味。ネタの分量からすると30分ももたないくらい。
その隙間を、フレームが微妙に揺らしたり、ワセリンをレンズに塗っているのかデジタル処理か、画面の一部がぼやかしたりといった感覚的な映像処理で埋めているけど、それで2時間埋めるのはムリ。ところどころに、太極拳をしている東洋人とか坊さんの絵とか中国の貨幣のモビールとか布袋象とかいった東洋趣味が出てきたり、走っている人物や星条旗などがなぜかちらちらしているのだけれど、意味がよくわからない。

ケビン・ベーコンはなぜかタイトルに名前が出なかったみたい。ただし、エンドタイトルのおしまいの方でFabulous Kevin Baconと、Mayor Harvey Keitelと並んで出て来た。 ハーベイ・カイテルはどう見ても出ていないのだが、なんなのでしょう。
(☆☆★★)


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