サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

子供文化の復権はロシアから

2007-03-22 | ヴァルシェブニキ・ドヴァラ
ヴィタリーさんに頼まれたわけでもないのに、
ヴァルシェブニキ・ドヴァラ(Street Magic)のPR活動を勝手に開始。

ロシア・ヴォロネジ発、キュート&哀愁のポップ・ロマンチカ。
彼らの音楽が国境を越えて愛されるのは、
子供たちによる子供たちのための子供たちの歌だから。
子供文化の復権は今ロシアから……!

……というキャッチコピーにたどりつくまで、
幾度となくメールでスタッフ会議(?)を重ねてきたのだけれど、
そこで白熱したのは、今の日本には子供の居場所がないという話。
大人たちが子供たちの場を荒らし、奪ってしまったのだ。
大人がいつまでも大人になることを拒み、
子供たちに引き継ぐべきものを引き継がない。
伝えない。教えない。守ってあげない。
自主性を尊重するといえば聞こえはいいが、要は放置だ。

「子供」の「供」には「つき従う」という意味があり、
子供を下に見ているのでよろしくない、という議論から、
20年近く前から活字媒体では「子ども」と開くのがお約束になった。
「主人」や「家内」は禁句、というのと同じ発想で、
一見もっともらしい言い分だが、つき従う対象なしに、
どうやって子供たちがまっすぐに歩くことができるのか。
現に、子供たちがおかしくなり始めた時期と、
うるさ方から「〝子供〟は〝子ども〟と書け」と
クレームがくるようになった時期とは符号するではないか。

Kくんから送られてきたメールの「子供」という字を
慣例に従って無意識に「子ども」に直そうとした自分に気づき、
そんなことを考えた。なので、あえての「子供」である。
Comments (4)
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