サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ルシカ・ブックス

2009-03-05 | お宝コレクション
大掃除中に茶褐色に変色した昭和期の『防衛ホーム』を発掘す。防衛ホームとは自衛隊員が読む新聞。「世間を知らない彼らに文化の香り高い記事を!」などとなぜだかお鉢が回ってきて、ならば自衛隊の仮想敵ソ連(当時)の話をあえて書いたる!と息まいて書いたような記憶がある。なんと生意気な小娘だ。読み返してみたら、亡命ソ連人が中心になって製作したB級SF映画『リキッド・スカイ』とニューヨークのルシカ・ブックスの話が書かれてた。おお、懐かしい~!今でもあるんだろうか、この書店。

NYで本屋めぐりをした時、最後まで見つからなかったのがこのルシカ・ブックス。ソ連直輸入の芸術本を置いている、とガイドブックにあったので、ナウカや日ソ図書を思い浮かべて訪ねていったのだが、そこはただのオフィスビルの一室。ベルを鳴らすとオジサンが出てきて何用か!?といぶかしがる。それもそのはず、ここは在米ソ連人ご用達の注文制書店の事務所兼倉庫だったもよう。それでも「本が見たい」とゴリ押しで入れてもらったが、何のことはない、いかにも体制が認知しそうな無難な絵画集がほとんどだった。職員たちのロシア語のひそひそ話と突き刺さるような視線を背に、本を見ること数十分。何しろそれが「ソ連人」との初遭遇だったので、おおいに緊張したのを今も懐かしく思い出す。

そのときに買った本がこちら『ソビエトコスチュームの歴史』。
映画『アエリータ』(写真右)の衣裳解説も。
   

ついでにこちらは同じときにNYで入手した建築雑誌。
高層建築ブームにわく1920~30年代のもの。

これ実は買ったものにあらず。
メモによればチャイナタウンの第一大酒家で食事して
ワシントンスクエアのホテルに歩いて帰るまでの道中、
道端で拾ったものらしい。そういえば…
ゴミ集積所に束で置いてあったのを見つけて、
同行のデザイナーT子と手分けして漁った記憶が…。
夜のダウンタウンで何やってたんだか。
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