季節労働ひと段落~。で、またまた閑話休題。
ウラジオストクでは高級ダーチャも訪ねたのだが、
リッチなロシア話は巷ではウケないので発表の機会なく、
この際だからご紹介しておこう。
海を見下ろす高台に広がる庭園、この立地だけでもゴージャスだが、
右手に見える建物、これ、家ではなくてバーニャ(サウナ)小屋!
当然、母屋はもっとゴージャス。お伽の国の黄色いお城ふうなのだ。
このダーチャの主タマーラさんは、市内きっての人気レストラン
「ノスタルジア」の女性オーナーである。
彼女はウラジオストク初のビジネスウーマン。
その成功ぶりだけを見るとニューリッチ(新興成金)そのものだけど、
ここにいたるまでは、苦労の連続だったという。
1934年、極東開拓のために国が募った移民として、
タマーラさんの祖父母はウラジオストクにやってきた。
移民には無償で土地が提供されたけれど、
子ども5人を抱えての生活は決して楽なものではなかった。
その子どもたちのひとりがタマーラさんのお母さんだ。
ソ連崩壊後、社会主義の平等原則が崩れ、経済は混乱。
タマーラさんは妹2人と娘ともに小さなギャラリーを開き、
アメリカの料理本を手本に、ケーキづくりも始めた。
そしてケーキ工場、レストランとしだいに事業を拡張し、
女4人で働き続け、ようやく成功を手にしたのである。
「神様にお祈りしたおかげよ」
裕福になった今、4人は恵まれない人たちに
寄付を続けているのだとか。
女4人が祖父の土地にダーチャを建て始めたのは4年前。
そして今なお…建て続けているんだな、これが。
これぞダーチャとコテージ(高級別荘)の違いのひとつ。
ダーチャとは建てながら住むものなんである。
つづく。
ウラジオストクでは高級ダーチャも訪ねたのだが、
リッチなロシア話は巷ではウケないので発表の機会なく、
この際だからご紹介しておこう。
海を見下ろす高台に広がる庭園、この立地だけでもゴージャスだが、
右手に見える建物、これ、家ではなくてバーニャ(サウナ)小屋!
当然、母屋はもっとゴージャス。お伽の国の黄色いお城ふうなのだ。
このダーチャの主タマーラさんは、市内きっての人気レストラン
「ノスタルジア」の女性オーナーである。
彼女はウラジオストク初のビジネスウーマン。
その成功ぶりだけを見るとニューリッチ(新興成金)そのものだけど、
ここにいたるまでは、苦労の連続だったという。
1934年、極東開拓のために国が募った移民として、
タマーラさんの祖父母はウラジオストクにやってきた。
移民には無償で土地が提供されたけれど、
子ども5人を抱えての生活は決して楽なものではなかった。
その子どもたちのひとりがタマーラさんのお母さんだ。
ソ連崩壊後、社会主義の平等原則が崩れ、経済は混乱。
タマーラさんは妹2人と娘ともに小さなギャラリーを開き、
アメリカの料理本を手本に、ケーキづくりも始めた。
そしてケーキ工場、レストランとしだいに事業を拡張し、
女4人で働き続け、ようやく成功を手にしたのである。
「神様にお祈りしたおかげよ」
裕福になった今、4人は恵まれない人たちに
寄付を続けているのだとか。
女4人が祖父の土地にダーチャを建て始めたのは4年前。
そして今なお…建て続けているんだな、これが。
これぞダーチャとコテージ(高級別荘)の違いのひとつ。
ダーチャとは建てながら住むものなんである。
つづく。
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