今年は「ロシアの大人の部屋」には書けなかったこぼれネタや裏話を、少しずつ書こうと思っていたのですが、発行直前に震災があり、なかなかその気になれず。そうこうするうちに忙しくなってしまい、はや年末となってしまいました。で。忘れないうちにボチボチと書いてみようかと……。
ロシアの部屋の補足取材は、写真を見ながら
「これは何?素材は?年代は?思い出は?」と
ひとつひとつこちらから質問を投げかけ、
回答をメールで送ってもらうスタイルで進行。
一人につき、だいだい20~30項目くらいの質問を
させていただいたのだが、回答に傾けられた熱意にびっくり!
部屋はプライベートな空間だけに、聞きづらいことも多々あり、
根掘り葉掘り尋ねて迷惑がられるんじゃないかと思ったが、
自分の部屋やインテリアに興味をもたれることを
逆に嬉しく思ってもらえたらしく、総じて皆さん
一生懸命回答を書き送ってくださった。
例えば法律家のリュ―バさんは、
Wordで8枚に及ぶ長編レポートを書いてくださり、
注として参考サイトを添付するなど、まるで論文。
しかもこの方、お友達であるところの別の取材対象者の
マケット(ゲラ)にまでダメ出ししてきたり、
完成した本の感想をレポートにしたためてきたり、
相当なレポートマニアである。
それから辛口のカリーナさん。
「トイレットペーパーの写真のどこが面白いの!?
この家にはもっと見るべきものがあるのに
それが写ってないのはどういうことかしらね!!」
ほとばしる辛らつな物言いの数々に一同たじたじとなり、
「カリーナさんが姑の顔に見えてきた」と編集さん。
あとでロシア側スタッフに聞けば、今回の取材対象者のなかで
この方が一番の難物だったとか。道理で!
何にもまして忘れ難いのは、おばあちゃんたちの回答。
ガリーナさんは、何日もかけて手書きでびっしり書いてくれ、
こちらが質問したことによって、「部屋にあるモノの
ひとつひとつにまつわる思い出がよみがえってきました」
と逆に感謝されてしまってジーンとくる思い。
そして最高齢のジナイーダさんは、なぜだか
ロシア語をローマ字表記でタイプして送ってこられた。
はっきり言って読みにくい。解読に時間がかかる(笑)。
でも、モノにまつわる青春時代の思い出話は、
読んでいて情景が浮かぶようで感涙ものでした。
これらの回答群は宝物。
本には一部しか引用できなかったので
そのまま訳してお見せしたいくらい!
ロシアの部屋の補足取材は、写真を見ながら
「これは何?素材は?年代は?思い出は?」と
ひとつひとつこちらから質問を投げかけ、
回答をメールで送ってもらうスタイルで進行。
一人につき、だいだい20~30項目くらいの質問を
させていただいたのだが、回答に傾けられた熱意にびっくり!
部屋はプライベートな空間だけに、聞きづらいことも多々あり、
根掘り葉掘り尋ねて迷惑がられるんじゃないかと思ったが、
自分の部屋やインテリアに興味をもたれることを
逆に嬉しく思ってもらえたらしく、総じて皆さん
一生懸命回答を書き送ってくださった。
例えば法律家のリュ―バさんは、
Wordで8枚に及ぶ長編レポートを書いてくださり、
注として参考サイトを添付するなど、まるで論文。
しかもこの方、お友達であるところの別の取材対象者の
マケット(ゲラ)にまでダメ出ししてきたり、
完成した本の感想をレポートにしたためてきたり、
相当なレポートマニアである。
それから辛口のカリーナさん。
「トイレットペーパーの写真のどこが面白いの!?
この家にはもっと見るべきものがあるのに
それが写ってないのはどういうことかしらね!!」
ほとばしる辛らつな物言いの数々に一同たじたじとなり、
「カリーナさんが姑の顔に見えてきた」と編集さん。
あとでロシア側スタッフに聞けば、今回の取材対象者のなかで
この方が一番の難物だったとか。道理で!
何にもまして忘れ難いのは、おばあちゃんたちの回答。
ガリーナさんは、何日もかけて手書きでびっしり書いてくれ、
こちらが質問したことによって、「部屋にあるモノの
ひとつひとつにまつわる思い出がよみがえってきました」
と逆に感謝されてしまってジーンとくる思い。
そして最高齢のジナイーダさんは、なぜだか
ロシア語をローマ字表記でタイプして送ってこられた。
はっきり言って読みにくい。解読に時間がかかる(笑)。
でも、モノにまつわる青春時代の思い出話は、
読んでいて情景が浮かぶようで感涙ものでした。
これらの回答群は宝物。
本には一部しか引用できなかったので
そのまま訳してお見せしたいくらい!