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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

飛鳥山公園の桜

2009-04-04 23:52:05 | Weblog
 

 開花は早かったものの、その後が低温と雨でなかなか満開にならなかった東京の桜ですが、4月2日に満開宣言が出されたようです。
 
 多分一番見頃の週末は今日明日だろうということで、都内にお花見に行ってきました。人気スポットはおそらく混雑が激しいと思い、この時期には行ったことのない北区の飛鳥山公園の桜を見てきました。

 飛鳥山公園は、JR京浜東北線王子駅のすぐ隣にある小高い山で、一説では都内で一番低い山である愛宕山(標高25.7メートル)よりもまだ低い、都内で一番低い山ではないか、とも言われていますが、国土地理院では認定をしていません。

 この飛鳥山公園、江戸時代に庶民の楽しみである花見の場所として徳川吉宗が桜を植えさせたのがその始まり。1720年に桜の苗木を植えて、庶民に開放したのが1737年と言いますから、現代のように完成したらすぐ開放する公園とは趣が違います。

 近代都市公園は明治6年の太政官布達によって指定されたものが嚆矢(こうし)ということになっていますが、この飛鳥山公園は、他の上野公園、芝公園、浅草公園、深川公園と共に日本最初の公園ということになっているのです。

 桜の木の大木が見事ですが、よく見ると下枝を上まで切り上げて、大きな桜の花の樹冠を形作る手入れがされています。

 園芸の世界ではよく「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言われて、桜は切ると切り口から病気が入りやすいと言われているのですが、切り口に消毒薬を塗ってしっかり養生をし、枝をはらうことで幹をしっかりと立ち上げないとぼさぼさの樹形になってしまうのです。まさに見事な枝振りです。

 江戸の名残を感じた飛鳥山公園でした。

 

    ※    ※    ※    ※

 ここまで来たついでに、ちょいと神社巡り。この近くには王子稲荷神社という有名な神社があるのです。

 江戸にはどこにでもあるものの代名詞として「伊勢屋、稲荷に犬の糞」という言い方があって、江戸には数知れない稲荷神社がそこここにありました。

 しかしそんな数多い稲荷神社をとりまとめる格式を持っていたのがここ王子稲荷神社です。北区の観光案内をちょいとお借りしました。

 

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※
 北区観光ホームページ~北区の散歩道

 王子稲荷神社
  http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/a/4.html

  関東稲荷総社の格式を持ち、江戸時代より庶民に親しまれてきました。大晦日、稲荷の使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがあります。
 年末には地元の方々の催す「王子狐の行列」が新しい風物詩となっています。また、毎年2月の午の日に開かれる凧市は、たびたび大火にみまわれた江戸庶民たちが「凧は風を切る」として火事除けの縁起をかつぎ、今なお親しまれています。
 国認定重要美術品の「額面著色鬼女図」、谷文晁の龍図を所蔵しています。境内にある「狐の穴跡」は、落語「王子の狐」の舞台にもなっています。

    ※    ※ 【引用ここまで】 ※    ※


 落語にも登場するなんて庶民に親しまれていたのでしょうね。

 今日も天気が良かったのはお稲荷さんのおかげでした。


【おまけ】
 帰る途中で、新宿御苑の様子を見てみようと思いましたが、入場券(大人200円)を買うための列が数百メートルに及ぶのを見てあきらめました。

 先んずれば人を制す。遅いとやっぱりダメですね。 

 
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【特別編】 A新聞社による2チャンネル荒らし問題

2009-04-04 21:38:42 | Weblog
 もうとっくにご承知は思いますが…。2チャンネルがお祭り状態になっていました。

 ネットへの書き込みは匿名ですが、その道の人が探せばどこからアクセスしているかなんてすぐに分かってしまうのに…。

 余り酷い内容なので書き込みを禁止したら、2チャンネル全体の反日的書き込みが激減したなんて…。一体どういうこと…?? 

 マメな方がこれまでの経緯をまとめてくれています。 

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※ 

朝日新聞社 鉄道板荒らし問題まとめwiki
 http://www23.atwiki.jp/arashishinbun/

トップページ
「自由に発信できるネットにより、善意の輪が広がることもあれば、 権力やメディアの所業が問われもする。」

※両方、朝日新聞社の編集局員の発言です。

「失語症躁鬱ニート民はとっとと首つって氏ねよ。持ち家もない貧民のくせに。」

その他の朝日による差別発言やネット上の書き込みはこちらで参照



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朝日に関連するURL情報はこちらへ!
その他の朝日や当WIKIへの情報・意見・雑談などはなんでもコメント用ページ!へ!
「asahi-np.co.jp」が全2ちゃんねるで規制された3月30日20時から4月2日23時までと、朝日がDNS変更した4月1日1時半 、その前後でのスレ、レス、スクリプト、コテハン、etcの資料性のある情報募集!

ブログ・WIKI・掲示板その他、サイトの管理者はアクセスや書き込みに「asahi-np.co.jp」の痕跡がないか確認しましょう! (一例)

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4行まとめ
2ch鉄板の 差別発言荒らし のホスト名がasahi-np.co.jp(朝日新聞)だった。 
朝日を規制したら、2ch全体の左系低俗レスが激減。朝日広報が2chに謝罪し解除と同時に荒らし復活。 ネットで情報操作!?
朝日が本社校閲センター員(49)の責任にし謝罪、各紙TVも報道。(NHK動画)
朝日では2割が「余剰記者」=「社内失業」、広告(ネット含む)へ転属されている。


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事件の本質的問題
発端が一社員の過誤だとしても、その結果、明らかになった、 社全体からの「ネット取材」と称した,猥褻サイトの利用や差別発言 の数々。
企業ぐるみでのネット工作とネット叩きマッチポンプ報道。
先進国の大手報道機関によるネット工作があきらかになる初のケースにも関わらず、その点を追求する報道は全くない。


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これまでの流れ


2009/02/08~
名無しと固定ハンドルが2ちゃんねる鉄道路線・車両板のスレッドで 差別用語を乱発し 煽り合いをしていた。

2009/03/30(月) 16:01
双方とも荒らし行為として削除要請板のスレッドに報告され、スレッド内で名無しからの投稿が「atws02.asahi-np.co.jp」や「atws03.asahi-np.co.jp」からによるものだと判明する。

2009/03/30(月) 16:42
ニュース速報板でスレッドが立ち、祭りとなる。

2009/03/30(月) 20:09:13
「\.asahi-np.co.jp」が2ちゃんねる内の全サーバで規制される。(※書き込みだけ規制)

朝日新聞社のIPが規制されたのと時を同じくして、

2nnへのアクセス数が半減する
突如,政治的・思想的に偏った悪質な書き込みが激減する (特にニュース・スポーツ・政治系の板で顕著)
同じくかねて運営より指摘されていた「中国と民主党工作員」の活動も鎮静。(「yahooみんなの政治」等、外では活発なまま)
という現象が発生。

2009/03/31(火) 15:39   
規制との関連性があるのかという話について、
管理者FOXが 朝日新聞から工作行為と断ずる事ができるレベルでの書き込みがこれまでにあった事を 暴露 。

2009/03/31(火) 17:48
ニュース速報+板でもスレッドが立ち、ニュース速報板と同じく祭りとなる。

2009年3月31日23時4分
朝日新聞社が自社サイトに謝罪記事を載せる。新聞各社・NHK等のラジオやTVでも報道される。
しかし犯人とされる「49歳の校閲センター員」の実名はあがらず実在が証明されない。謝罪には2chの利用を社として制限する文言はない。

大企業の多くは2chの社内接続を禁止している中、
ネット取材するにしてもなぜ書込み禁止にしないのか?
広告(ネット含む)へ転属されているという「社内失業者」が記者の2割もおり
その上、朝日新聞東京本社(中央区築地5-3-2)と住所を同じくする東亜日報(韓国の三大紙)、AP通信社、AFPの存在に加え
さらに大規模なネット環境を擁していることも確認され、世論操作工作の疑いが強まる。

一方2ch以外でも朝日新聞関係者(asahi-np.co.jp)によるものと思われるネット上の書き込みが次々と発見される。

ロリ釣り        小学五年生あつまれー いまつ^^ -- るみぃ? 、
副業でエロスパム  ちょww ユカって子ヤバイwwwww
デート権入札     お弁当作ってって公園で一緒に食べて、それからそれから……っ

2009/04/01(水) 01:29
朝日新聞社がDNS変更し2chへ書き込みが可能に。

社外工作員?ID:nXAQ8ghMP が、04/02(木) 1時から130件以上を寝ずに書き込み、ダントツ1位。
http://hissi.org/read.php/newsplus/20090402/blhBUThnaE1Q.html

2009/04/02(木) 23:16
朝日新聞社広報部から対策を講じたとの報告を受け、「\.asahi-np.co.jp」の全サーバ規制が解除される。

規制解除後に復活した、通称「ばぐ太☆φスクリプト」のマルチポスト荒らし報告などで再規制や工作検証の試みが現在進行中

2009/04/04(土) 06:34
2chニュー速+の本スレが231に到達。朝日新聞に、かつてない非難があつまり毎日新聞変態報道問題(230スレ)を越え歴代スレッド数1位に。

2009/04/04(土) 17:51
本スレはニュー速+4日ルールにより263で閉鎖。

詳解:朝日新聞社2ch荒らし問題
での調査では 2chのレッテル貼りアンチ書き込みは朝日新聞社の書き込み規制後に半分もしくはそれ以下になったという結論がでた。

運営にログ開示を期待する一方、今後は、規制前後の過去ログの検証作業
を本格的に行い朝日の問題を明らかにしなければならない。
さらに問題の周知と検証の報告をご協力いただきたい。   ☜今ここ



    ※    ※ 【引用ここまで】 ※    ※


 「ネットはゴミばかりで信用出来ない!」って、自分でゴミをばらまいてしまってはねえ…。


 ちなみに朝日新聞社からも記事が出ました。


    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※
本社編集局員、差別表現をネットに投稿 2009年3月31日23時4分


 http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200903310332.html

 朝日新聞社内のパソコンからインターネットの掲示板に不適切な内容の書き込みがされていたことが分かった。本社は31日、この文章を書いた社員を特定し、事情を聴いたところ、投稿を認めた。

 社員は東京本社編集局の校閲センター員(49)で、掲示板サイト「2ちゃんねる」に断続的に投稿していた。差別や精神疾患への差別を助長する内容が含まれていた。3月30日夜、外部から指摘があり本社が調査を開始した。

 このセンター員は「他の投稿者と応酬するうちにエスカレートしてしまった。悪いことをしました。釈明の余地はありません」と話している。

◆本社「厳正に処分」

 朝日新聞社広報部の話 弊社社員が2ちゃんねるの掲示板にきわめて不適切な書き込みをし、多くの皆さまに不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことをおわびします。事実関係をさらに確認した上で、厳正な処分をいたします。


    ※    ※ 【引用ここまで】 ※    ※



 問題点がどこにあるのかわかっていらっしゃるのかどうか…。別な人が説明してくれないと問題の本質がずれてしまいそうです。

 こんなことって、ネットがなかったら絶対に世に出てきませんよね 
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3秒ルールの心理

2009-04-03 23:29:21 | Weblog
 日本では鈍感で平気なことが、外国の目から見ると不思議で耐えられないという、文化の違いを見るのは楽しいものです。

 いわゆる「3秒ルール」に対するブログがありました。考えてみれば不思議な心理ですね。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※
【台湾のブログ】台湾人が語る日本「3秒ルールって何?」

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0403&f=national_0403_006.shtml

  日本人ならば「3秒ルール」というものを聞いたことがあるだろう。地方によって秒数は異なるらしいが、内容は概ね同様である。このブログは日本で働く台湾人が歓送迎会の場で目撃した「3秒ルール」を紹介するものである。以下はそのブログより。
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  日本では、4月1日は新年度が始まる日である。多くの会社では3月末まで送別会が続けて行われ、4月1日からは歓迎会が行われる。しかし、多くの会社では経費削減のために社内の会議室などで歓送迎会を行っており、その場合は立ち食い、立ち飲みになるそうだ。

  しかし、個人的にはこの案には賛成したい。なぜなら立ち続けていれば足が疲れるので、おひらきも早まるからである。

  立ちながらの飲み食いの場合、気をつけていないと食べ物や飲み物を落としたり、こぼしたりしがちである。そのとき、私の同僚が箸でつかみ損ね、テーブルに落とした食べ物を、全く意に介さない様子で口に入れたのである。その時に彼が言ったのは「3秒以内だったから問題ない!」という言葉であった。

  日本人が言うところによると、食べ物を落としても3秒以内に拾い上げれば問題ないのだそうだ。その場にいたほかの日本人にも確認したところ、全員がこの「3秒ルール」を知っていたのであった。

  なんてことだろう!私はこのようなルールは初めて耳にしたのだが、3秒どころか、たとえ1秒であっても私には心理的に受け付けず、試す勇気は無かったのであった。
--------------------------------------------------------------
(出典:遊走東京城市菓子間BLOG意訳編集担当:畠山栄)

    ※    ※ 【引用おわり】 ※    ※

 私なども落ちたものを「もったいない」と思う心理が強くて、よく3秒ルールを適用することがあります。

 これって不思議に、落ちた瞬間のタイミングを逃すと汚れというよりも、周りの目を気にして食べられなくなってしまうのではないでしょうか。
 
 日本人には、現実の清潔か不潔かよりも、周りの目の方が行動に対して影響を与えていそうです。

 食べてしまうという行動を起こしてしまいさえすれば、過ぎたことは周りも気にしなくなるのでは。

 でもなんだか不思議。うーん、どういう心理なんでしょうねえ。 
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公私の境目

2009-04-02 23:52:53 | Weblog
 友人と飲みながら、パブリックとプライベートの線引きの話になりました。

 つまりいろいろなものはどこまでが私有財産で、どこからが世間共有の財産なのか、その区別はどのあたりにあるのだろうか、ということです。

【自分の体は自分だけのものか?】

 まずは体育系シンクタンカーの友人Aさんからの問題提起です。
「日本人は他人と接触するのをあまり好みません。せいぜい握手くらいでしょうか。しかし外国では握手はもちろん、夫婦でなくても挨拶で顔にキスくらいしますよね。それはつまり、挨拶に使われる手も顔もパブリックな存在だということなんですよ」
「なるほど、日本人は少なくともキスをする慣行はありませんね。それに自分のものを狭く考えすぎるようです」

「昔は女子児童に対しては、女の先生が女の体はどうなっていて、どう手入れをするべきか、ということまで教えたものですが、いまはそのような、『体の手入れの仕方を教える』という社会的な知識・智恵の継承がなされなくなっています。もちろん学校だけではなく家庭でも教えるべきなのでしょうけれど、肉体をもっとパブリックな存在だと思うような考え方が必要なのだと思いますね」

 握手とキスなどの挨拶をする部位はパブリックな存在だ、という視点は目からウロコ。面白いなあ。

【家並み、街並みは誰のもの?】

 景観問題も同じです。土地を買った自分が家を建てる場合、通常は建築基準法や都市計画法などの決まりを守れば、あとはあまり制限がないのが日本の建築の現状です。

 だからどんな屋根の形にしようが、どんな家にしようが、それは土地の所有者の自由、つまり雌雄の土地の中に立てられる建築物はプライベートな存在です。

 少し前に、漫画家の楳図かずお氏が吉祥寺に赤白ストライプの家を建てる際に周辺と差し止めのトラブルになりました。結局差し止めはできないという裁判所の判決が出たことで決着しましたが、この根っこには地域の景観や雰囲気は公共のものなのではないのか、という価値観です。

 皆が統一性のある素材や統一性のあるデザインの家を建てることで美しい家並みや街並みができればそれは地域の財産になるものです。ヨーロッパの歴史ある諸都市では、古い家でも内装を変えて現代生活に対応させても、家の外観は昔からのままにして街並み景観を保存するという価値観が根付いています。電線が街の中に張り巡らされるという日本の都市のような景観破壊もあまり見られません。
 住民が美しい町に住みたいと思えば、自分たちができる範囲で美しさを継承することに協力をしなくてはならないのです。
 
 ようやく日本でも最近は、地域で景観協定を結ぶなどして、地域の各家のデザインに統一性をもたせて美しい家並みを作り上げようという運動が起こりつつありますが、それに参加しない人への強制力はあまり強くありません。そもそもそうした地域にいるからには一定の義務を負うという規範性を日本人はどんどん感じなくなっているようです。

 自由度が高くて魅力的な建築素材もそんな考えを助長しがちです。ここにもパブリックとプライベートの境目の問題が見え隠れしています。


【僕の命は僕のものだよね?への回答】

 先日ご紹介した新潟青陵大学碓井真史先生が運営するサイト「心理学総合案内 心の散歩道」に子供から寄せられた「僕の命は僕のものだから自殺しても良いんだよね?」という問いへの答えが書かれていました。
 命はプライベートなものでしょうか。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※

心理学総合案内 心の散歩道(心理学講座)~「おくりびと」「つみきのいえ」アカデミー賞から思う命と死と人生の心理学2
 http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/koneko/2009/inochi2.html

 私は地元新潟ローカルのテレビラジオのいくつかの番組に出ていますが、その一つ、新潟県民FM(FM PORT)の番組「NIGHT i 」の中で、「愛の保健室」という人生相談オーナーを担当しています。

そこに寄せられた、男子中学生からの質問です。
Q.僕の命は僕のものなんだから、僕が僕の命をどうしようと、僕の勝手ですよね?

 私は、こんなふうに答えました。
 A.たとえば、私が一つの種を持っていたとしましょう。私の種です。この種をどうしようかと思っていたら、友人が「僕の家の庭に植えたらいいよ」と言ってくれたので、その人の家の庭に植えることにしました。

 その話を聞いた別の友人が、「それじゃあ、私は良い肥料を持っているので、この肥料をやろう」と言って、肥料をくれました。

 種は小さな芽を出し、少しずつ育っていきます。そんなある日、嵐がきました。そのとき、また別の友人が心配して見に来てくれました。彼が、嵐から植物を守ってくれました。

 この他にも、いろんな人たちがかかわり、虫を取ってくれたり、水をやったりしてくれました。そうして、ついに大きくてきれいな花が咲きました。
 さて、この花は誰のものでしょうか。

「私の種から育ったのだから私のものだ、だからこの花をむしり取ろうが何をしようが、私の勝手だ」そんなふうに言えるでしょうか。いいえ、この花はもう私だけの花ではないでしょう。

 私たち人間も、祖父母がいて父母がいて生まれてきました。多くの人々がかかわり、努力し、時に涙して支えてくれました。さあ、この命は僕だけのものでしょうか。

 この話は、まじめに生きろというお説教のつもりはありません。

 命はつながっていると感じると、命(人生)を粗末にできません。どんな花も、小さくても色は何でも、大切な大切な花です。命のつながりを感じつつ(人々の感謝しつつ)、命を輝かせる(活躍する)ことができるのです。それは、親のためや社会のためではなく、そうしていくことが幸福感を作り出していくのです。

 フロイトは言っています。「健康な人とは働くことと愛することができる人だ」。それは、言葉をかえて言えば、誰かを必要とし、誰かに必要とされながら、命を輝かせて生きていることではないでしょうか。

    ※    ※ 【引用ここまで】 ※    ※


 自分の命は自分だけで生まれ、自分だけで育ってきたものではありません。世間や社会との多くの関わりの中で今日まで存在することができているだけです。

 自分だけが良ければそれでいいという考えには、そんな周辺との関わりが途切れてしまっている印象を受けます。自分の命も全てがプライベートなのではなく、パブリックな部分があるといえるのでしょう。

 
 パブリックとプライベートの境目、皆さんはどう感じられましたか?


 
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毎日がエイプリルフール…? ~ミスリードされないために~

2009-04-01 23:17:03 | Weblog
 いよいよ今日から平成21年度の始まり。気持ちも新たにして人生を前向きに進みましょう。

 さて、最近少し穏やかになりつつあるというか、なりをひそめているというか、妙な静けさが漂っているマスコミの報道姿勢。ここのところどうでも良い話で政権やいわゆる権力に対してあの手この手で貶めようという偏向を感じてきました。

 ネットを漂っていたら、最近売れっ子の中小企業診断士三橋貴明さんのブログに、マスコミが世間をミスリードするやり方についてのまとめがありました。

 面白いのでちょっとご紹介します。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※
新世紀のビッグブラザーへ blog
 ~ミスリード手法を整理する~ 2009-03-29

 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-2.html#main

 (…前半省略…)

 昨年九月以降、彼らが行ってきたミスリードは、幾つかのパターンに分けられるので、今後のために一度整理しておこうと思いました。

Ⅰ. 個人攻撃と嘲笑:
 「漢字の読み間違い」「カップラーメン」「ホッケ」「ホテルのバーで酒を飲む」などに代表される、首相に対する個人攻撃と、その後延々と繰り返される「嘲笑報道」で、「こんなアホが首相なんだぜ!」と国民の心に刷り込みを行いました。
 「嘲笑手法」については、一度エントリーを書きましたので、ご参考まで。
『嘲笑される毎日変態新聞こと毎日新聞  http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/23589698.html  』


Ⅱ. コンテキストを無視した失言創出:
 まあ、色々あったんですが、一番強烈だったのが、「メリークリスマス!麻生首相祭り」の切っ掛けになった、これですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21288749.html
『実際のところ、もしも上記産経新聞の講演詳報無しで、以下の読売の記事だけを読んでいたと思うと、心底からゾッとします。
「さもしく1万2千円欲しい人も…」定額給付金で首相発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081207-OYT1T00088.htm
 講演の詳細については全く触れず、一部分だけを殊更に政治的意図をもって取り上げるなど、公器たる報道機関に許される行為ではありません。』


Ⅲ. 権威の利用:
 麻生首相への直接的な攻撃が功を奏さないことに気づいたマスメディアは、今度は他者を権威として利用するようになりました。特に、麻生首相を引き摺り下ろすために自民党の議員を「権威」として利用する様は、人間として彼らが最低ランクに位置している事をまざまざと感じさせてくれました。
 「小泉元首相が~」「中川秀が~」「武部元幹事長が~」
 経験上、自分に自信がなく、発言に責任を取りたくない卑怯者ほど「○○が~と言っている」系のフレーズを多用します。


Ⅳ. 既成事実化:
 これは政権スタート直後から、物凄かったですね。そう、「解散総選挙は、○月に行われる」というアレです。
 麻生氏は就任前も就任後も、一度も解散総選挙について具体的な期日を示したことがないにも関わらず、マスメディアは勝手に月日を報道しまくり、既成事実化を狙いました。今もやっていますが。
 また、中川前財務大臣の朦朧記者会見も、事実関係が明らかになる前から「酔っ払い会見」という見出しでひたすら報道を繰り返し、「体調不良ではなく、酔っ払い」との印象を国民に刷り込み、氏の辞任を既成事実化しました。


Ⅴ. 矮小化とレッテル貼り:
 方針を修正すると「ぶれた!ぶれた!」と狂ったように叫び、元に戻せば、やっぱり「ぶれた!ぶれた!」。当初の「三年後に見直す」という予定通り郵政民営化の見直しに入れば「後退!後退!」。「景気回復を見極めた上で、三年後に消費税アップを検討」と発言すれば「増税!増税!」
 レッテル貼りと同時に、各政策の矮小化も行われました。

 総額70兆円の景気対策は、なぜか「定額給付金を誰々が受け取る、受け取らない」の議論に矮小化され、その意義が語られることはほとんどありませんでした。あったとしても、反麻生のコメンテータや経済評論家を引っ張り出してきて、「2兆円レベルじゃ、効果ないです(70兆円の総額は無視)」「どうせ、みんな貯金します」と、ひたすら政策の意義を否定することに努めたのでした。
 それぞれの政策の内容や意義については一切触れず、マスメディアは「ワンフレーズ」での非難をひたすら繰り返したのです。


Ⅵ. 「報道しない」ことで攻撃:
 ある意味、これが最も悪質ですが、Ⅴと絡んで景気対策の補正予算の内容を、マスメディアは定額給付金を除き、一切報道しようとしませんでした。特に、中小企業対策が全く報じられなかったため、本来であれば生き延びたはずが、倒産してしまった企業が出てくる事を思うと、個人的に怒りに耐えません。(中小企業診断士として)
 また、IMFのストロスカーンが日本の1000億ドル支援に関連して「人類史上最高の貢献」と評価したことを華麗にスルーするなど、明らかに日本に対する「悪意」に基づいた職務放棄の事例が、複数見受けられました。

    ※    ※ 【引用ここまで】 ※    ※

 直接的に批判すると角が立つ時は「○○さんはこう批判する…」という言い方で自らの立場を第三者的にするやり方にはしばしばお目にかかります。

 また、連携しているかのように各社がこぞって特定の話題に触れないという「無視戦略」も日常的です。

 だからこそネットで社会の現実に目が開かれた人たちはやはりネットで警鐘を鳴らし始めています。

 より多くの情報に触れた上で自分自身の判断を下せればよいのですが、フィルターのかかった情報が元になるといくら知識人と言えども誤った判断に導かれてしまいます。

 ブログ主の三橋さんは最後にこう述べています。

 「最も適切な対抗手段、それは「リテラシー」を高めること、簡単に言うと『知ること』です」


 まさか毎日がエイプリルフールだなんて洒落になりませんからね。





 【おまけ】
 アスキーアートの人気キャラ「やる夫」によるマスコミ論。「やる夫がマスコミに疑問をもったようです」(前・中・後編)が秀逸です。
 こういうものを作れる人の才能に嫉妬します(笑)

 http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-587.html

 http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-1818.html
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