札幌での会議に先立って、北海道開発局の友人に挨拶へ行ってきました。
この4月の人事異動の動きの中で、本州へ行っていた友人のIさんが札幌へと戻ってきたのです。
平成5年当時私とIさんが札幌の開発局にいて、当時の課長から、この頃制度が動き出した「道の駅」について担当をせよ、という指示を受けたのでした。
道の駅は、駐車場、24時間使えるトイレ、地域情報案内機能などを備えた施設で、地方自治体が維持管理をする施設のこと。
ドライブ旅行における休憩機能を自治体がサポートすると同時に、せっかく立ち寄ってくれるついでにそれぞれの道の駅の才覚で物販や飲食などで経済的メリットも受けられるようにしようというのが狙いでした。
狙いは良いのですが、制度が始まったころはあえて道の駅を建設するというよりは、もう既に使われていて必要な機能を満たしたところが申請をしてそれを認める、ということがほとんどでした。
今や全道で114カ所を数えるほどになりましたが、最初に申請があったのはこの広い北海道でたったの11カ所で、それもずいぶん点在していました。
これでは自治体経営ドライブインがぽつぽつあるというだけのことですが、それを「道の駅」としてブランド化することで連携するメリットをサポートしよう、とIさんと私でアイディアを出したのが「道の駅スタンプラリー」でした。
今や「道の駅めぐり」は、ゴールデンウィークに始まる北海道の春の行楽シーズンの皮切りといっても過言ではありません。
旅の月間誌も「道の駅特集」は人気の企画のようで、それだけ各道の駅が切磋琢磨して特徴を出しているということでしょう。
スタンプラリーを始めた時に一番良かったと思ったのは、各道の駅のスタンプの様式ルールをまず定めたことでした。
大きさを約10センチ×10センチに収まるようにして、道の駅のマークと各道の駅の名前をいれる、という単純なルール
でしたが、最初の11カ所の自治体がそれを理解してくれたことで、追随する道の駅も皆それに従ってくれて、スタンプ帳が作りやすくなりました。
物事は最初が肝心、という良い例だと思っています。
【道の駅のマークは、漢字の「道」に
インフォメーションの「i」を人に
見立てて組み合わせたものでした】
※ ※ ※ ※ ※
また、当時は自治体や国の負担でスタンプ帳を無料で配布していましたが、ひとりで何冊ももってゆくなどモラルに反する事例が目立ってきたことから10年ほど経ったところで欲しい人だけに有料で配布する形に切り替えました。
これも毎年続けたことで一定の認知を受けていたことから有料化も受け入れられたもので、ほっとしたものです。
「しかし最近はどうやらマンネリ化でスタンプ帳の出る数や応募者数が減っているみたいですよ」とはIさんの弁。
なるほど、好調の時ほど次をどうしようか、と考えておくべき時期です。
スマホやGPSの登場など新しいツールを上手に取り込んだり、宝探し的要素を付加するなど、新たな魅力をいかに付加するかが、北海道でのドライブをより楽しいものにする一つの鍵になるに違いありません。
広い北海道では早く目的地に行くために高速道路のに乗ってしまえば途中の市町村を通ることもなく、ただ通過されてしまうだけになりがちです。
だからこそ、道の駅をはじめとした地域の魅力発信の機能が大切になってきます。
道の駅スタンプラリーの新しい魅力とはいったいどんなことになるでしょう?
さてそれでは今年も安全に、道の駅スタンプラリーをお楽しみください。
この4月の人事異動の動きの中で、本州へ行っていた友人のIさんが札幌へと戻ってきたのです。
平成5年当時私とIさんが札幌の開発局にいて、当時の課長から、この頃制度が動き出した「道の駅」について担当をせよ、という指示を受けたのでした。
道の駅は、駐車場、24時間使えるトイレ、地域情報案内機能などを備えた施設で、地方自治体が維持管理をする施設のこと。
ドライブ旅行における休憩機能を自治体がサポートすると同時に、せっかく立ち寄ってくれるついでにそれぞれの道の駅の才覚で物販や飲食などで経済的メリットも受けられるようにしようというのが狙いでした。
狙いは良いのですが、制度が始まったころはあえて道の駅を建設するというよりは、もう既に使われていて必要な機能を満たしたところが申請をしてそれを認める、ということがほとんどでした。
今や全道で114カ所を数えるほどになりましたが、最初に申請があったのはこの広い北海道でたったの11カ所で、それもずいぶん点在していました。
これでは自治体経営ドライブインがぽつぽつあるというだけのことですが、それを「道の駅」としてブランド化することで連携するメリットをサポートしよう、とIさんと私でアイディアを出したのが「道の駅スタンプラリー」でした。
今や「道の駅めぐり」は、ゴールデンウィークに始まる北海道の春の行楽シーズンの皮切りといっても過言ではありません。
旅の月間誌も「道の駅特集」は人気の企画のようで、それだけ各道の駅が切磋琢磨して特徴を出しているということでしょう。
スタンプラリーを始めた時に一番良かったと思ったのは、各道の駅のスタンプの様式ルールをまず定めたことでした。
大きさを約10センチ×10センチに収まるようにして、道の駅のマークと各道の駅の名前をいれる、という単純なルール
でしたが、最初の11カ所の自治体がそれを理解してくれたことで、追随する道の駅も皆それに従ってくれて、スタンプ帳が作りやすくなりました。
物事は最初が肝心、という良い例だと思っています。
【道の駅のマークは、漢字の「道」に
インフォメーションの「i」を人に
見立てて組み合わせたものでした】
※ ※ ※ ※ ※
また、当時は自治体や国の負担でスタンプ帳を無料で配布していましたが、ひとりで何冊ももってゆくなどモラルに反する事例が目立ってきたことから10年ほど経ったところで欲しい人だけに有料で配布する形に切り替えました。
これも毎年続けたことで一定の認知を受けていたことから有料化も受け入れられたもので、ほっとしたものです。
「しかし最近はどうやらマンネリ化でスタンプ帳の出る数や応募者数が減っているみたいですよ」とはIさんの弁。
なるほど、好調の時ほど次をどうしようか、と考えておくべき時期です。
スマホやGPSの登場など新しいツールを上手に取り込んだり、宝探し的要素を付加するなど、新たな魅力をいかに付加するかが、北海道でのドライブをより楽しいものにする一つの鍵になるに違いありません。
広い北海道では早く目的地に行くために高速道路のに乗ってしまえば途中の市町村を通ることもなく、ただ通過されてしまうだけになりがちです。
だからこそ、道の駅をはじめとした地域の魅力発信の機能が大切になってきます。
道の駅スタンプラリーの新しい魅力とはいったいどんなことになるでしょう?
さてそれでは今年も安全に、道の駅スタンプラリーをお楽しみください。
私が担当していたときは、単純にそれだけでなく「情報機能はコンピュータ式、多額の参加手数料」などがあり、止むなく不参化しました。
ところで、6日付けで、
環境省東北地方環境事務所福島再生事務所
放射能汚染対策課市町村除染・廃棄物対策室
計画・施設調整専門官
に任命されました。
さてと、しっかりと掃除をしましょうか!
国民の目の一番注目されている場所なので、頑張って下さい。