北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

景観行政と同窓会

2007-08-03 23:02:42 | Weblog
 いよいよ暑くなりそうな東京。午前中のお仕事を終えれば午後からは札幌です。

 午前中のお仕事は東京都との景観に関する意見交換会。まずは東京都の景観行政の説明を受けてから、われわれキコウのお仕事について説明をし、それから意見交換です。

 われわれのお仕事の代表的なものとしては、晴海のトリトンスクウェアや豊洲などが挙げられますが、面的な整備に関して景観誘導をどうしてゆくのか、ということは大きなテーマです。

 最近はキコウ自らが建物を建てるという事例は少なくなったので、民間デベロッパーへの土地譲渡の際に景観を始めいろいろな条件付けをすることで景観の良い面整備を行おうというのが事業の主流となっています。

 そういう場合、条件付けを厳しくしすぎると「そんなに条件があるのでは土地の値段を下げてもらわなくては」と言ってくるし、かといって緩くすると出来るだけ儲かるように好き勝手にやろうとするのが民間の常。

 そこで最近の流れは、一定の条件を示しつつ細かいところは協議をしながら進めましょう、というものなのですが、協議というのもどこまでやるものかが見えないと業者さんとしては不安なもの。このあたりの加減が難しいのです。

  *    *    *    *    *

 東京都の景観条例では、一般の土地で集合住宅を建てる場合は高さ60m(20階相当)までは届け出がいらないことになっています。最近ではそういう建て方をしようとするデベロッパーが多く、そういう開発の仕方では、土地に対して建物面積を最大にするような建坪率(けんぺいりつ)の使い方をするものです。

 そうなると、「板状」と呼ばれるようなただ単に20階建ての建物が林立するだけのエリアができあがります。

 実は最近の研究では風の流れを見た場合、都市の稠密な土地利用がなされる場合は、高さを制限することよりも、どれだけ建物がスカスカかということが風の流れを良好にするということがわかってきたのだとか。

 高層住宅にして容積のボーナスを与え、建物敷地に対する建築面積は小さくすることが効果的な場所条件のところもあるということ。

 景観に関しての取り組みはこれからも大きなテーマです。

  *    *    *    *    *

 午前中の打ち合わせを終えてからは羽田空港へ向かい新千歳へ。台風の影響も避けられて良かった~。

 夜には3月までの職場の同窓会が札幌で開かれて、10人が集まって昔話に花を咲かせました。皆私のブログを読んでくれていて「あまり遠くへ行ったような気がしませんね」とも。

 しかし「ブログでは難しい話より、美味しいお店へ行った話の方になるとしっかりと見ますね」という声を聞くと、東京B級グルメ情報の方が受けるのかもしれませんね。

 まあ皆元気な様子がうかがえて良かったです。

 夏の札幌は雨模様でちょっと蒸してます。
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2 コメント

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お久しぶりでした (twins-papa)
2007-08-05 22:44:53
先日はお疲れ様でした。
久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
「出没!コマ街ック天国」のB級グルメ情報
期待してますよ!
返信する
twons-papaさん (管理人)
2007-08-06 07:51:43
 先日の会合とコメントありがとうございます。
 とにかく見たことのないところ、行ったことのないところを好奇心を絶やさないように見てみたいと思います。

 そんな中から小さな幸せを見つけて紹介してゆきたいと思います。また会う日までお元気で
返信する

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