夕方に携帯電話が鳴ったので見ると赤十字血液センターからの電話でした。
「もしもし」
「こちらは北海道赤十字血液センターです。いつも献血にご協力いただきありがとうございます。今回は緊急のお願いで血小板献血にご協力いただきたくお電話を差し上げました…」
最近はコロナのために集団献血ができなくなり血液も不足気味と聞きます。
頻度の高い複数献血経験者にはこのような電話が時々届いて献血への協力を求められることがあるのです。
私もこれまで100回以上献血をしてきて、協力したい気持ちはやまやまなのですがそれが難しい事情がありました。
「あのう、実は私正月に怪我をしまして、そのときに輸血を受けてしまったのですがそれならもう献血はできないと聞いたのですが…」
「あ、あ~、そうですか。大年残念ですが一度輸血を受けてしまった方からは献血は受けられないことになっております」
「ですよね。大変申し訳ないのですが、それでは私の電話番号も登録からはずしていただけますでしょうか」
「わかりました。これまでのご協力に感謝申し上げます」
◆
正月の怪我で入院した際に私は輸血を受けてしまったので、もう献血はできない体になってしまいました。
これまでの献血回数は123回で、これもまあ切りの良い数字かもしれません。
実は内心、69歳のギリギリまでできるとして、150回へ届かせたいものだと思っていたのですが、どうやらここが私の献血ボランティアの最終到達点でした。
まだまだ健康に自信がある皆さん、どうぞ私の分も献血に協力して差し上げてください。
一足先に離脱します。