駒子の備忘録

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萩尾望都『キャベツ畑の遺産相続人』

2009年11月06日 | 愛蔵コミック・コラム/著者名は行
 小学館プチコミックス萩尾望都選集Ⅰ10
 短編集。三人の魔女の活躍(?)を描く表題作に発した
「ジョージィ、ポージィ、プリンにパイ」
という鼻歌(?)の歌詞を、他の作家の作品でいったいどれだけ見かけたでしょう。
 萩尾さんてホント偉大!

 『ママレードちゃん』というわずか24Pの作品は特に私には思い出深いものです。私が漫画のバイブルとしている『少女まんが入門』(鈴木光明著、白泉社)に参考作品として掲載されていたのでした。
 印象的なイントロを演出しなさい、たとえばよくある、遅刻しそうな男の子と女の子がドンとぶつかって始まるドラマなんか駄目です、オリジナリティを大切にしなさい、たとえばよくある、男みたいな子が実は女の子でなんてのは駄目です、でもそんなよくあるパターンでもすごい人はすごい作品が描けちゃうのです、というような意図で紹介されていたと思います。本当にそのとおり!
 『オーマイ ケ セィラ セラ』もキュート。
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