作品情報⇒https://movie.walkerplus.com/mv8680/
以下、wikiよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
物質をミクロ化する技術が研究されていたが、ミクロ化は1時間が限界でそれを越えると元に戻ってしまう。アメリカはこの限界を克服する技術を開発した東側の科学者を亡命させるが、敵側の襲撃を受け科学者は脳内出血を起こし意識不明となる。
科学者の命を救うには、医療チームを乗せた潜航艇をミクロ化して体内に注入し、脳の内部から治療するしかない。はたして1時間のタイムリミット内で、チームは任務を遂行し体内から脱出できるのか。
=====ここまで。
SF映画の名作。リメイク話もあるとか。
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先日BSでオンエアしていたのを録画。懐かしい~。私が子供の頃はしょっちゅうTVでオンエアしていたが、何十年ぶりかで再見。さすがに今見ると色々と稚拙だが、人間がミクロレベルのサイズになって人間の体内に入って治療する、というアイデアは抜群に面白い。
……と思っていたが、我らが手塚治虫が生み出したネタのパクリ疑惑もあるらしく、、、。手塚のパクリといえば、今公開中の『ライオン・キング』も、、、と言われているよねぇ。まあ、真相は知らんけど、手塚治虫の描き残した膨大な作品数を思えば、その中に多くの元ネタがあると考えても全く不思議はない。
ここからは、本作が非常に画期的で素晴らしい映画だという前提で、敢えてヤボな突っ込みを少々。
私が一番、えぇ~、、、と思ったのは、この人類初であろう最先端プロジェクトの実施にもかかわらず、その実行部隊のメンバーは泥縄式に決められ、たった1時間しか潜入できる時間がないというのに一度もシミュレーションもなく、当然、メンバーにもその認識の共有はされず、、、とまあ、とにかくぶっつけ本番なところが、すげぇ、、、!!と感嘆させられた。
たしかに、そんな事前準備の話は、あんまし面白くないかも知れないが、いくらなんでもねぇ、、、。ワンシーンでもいいから、ちょっと入念な準備をしたんだよ的な描写を入れた方が、それっぽくなったんじゃないのか? ……なーんてことを思ってしまった。
でも、人間自身が、人間の体内では異物とみなされる、、、人間が人体の仕組みに攻撃されるという話のロジックが面白い。実際、メンバーの一人は人体内で白血球に殺されるんだもんね。
そしてまた、ミクロ化したメンバーが体内から脱出してくるところもユニーク。実際、あんなこと可能なのか分からないけど(無理っぽい気がするが)、涙に混じって目から出て来た3人を、待ち受けていた男がルーペをかざして涙の中で泳ぐ3人の姿を確認しながら採取する、、、なんて面白すぎ。あんなしょぼいルーペであんなにクリアに見えるのかねぇ、、、?
とまぁ、しょーもないツッコミを書いてしまったけれど、そんなことは基本的にはどーでも良いのです。
ストーリー的には、いろいろトラブルが発生する割には、ほとんど全部すんなり切り抜けていたり、割と予想どおりに話が展開したりと、意外に山ナシ。ハラハラ・ドキドキもほんのちょっとで、全体的にはアッサリ系。
とにかく、本作はただただ“アイデア勝ち”な作品なのだ。
メンバーのうち、ただ一人死んでしまうマイケルズ博士を演じていたのは、あのドナルド・プレザンス。やっぱし、彼は悪役向きだよねぇ。「刑事コロンボ」での名演が印象的な彼だけれども、本作でもインパクトある存在だった。最後、白血球に飲み込まれちゃうのはちょっと可哀想だったけど。結局、彼がレーザーの機械も壊していた、ってことなのかな?
本作こそ、リメイクされても良さそうなものだけど、制作から50年以上経って一度もされていないことがむしろ不思議。一応、リメイク企画はあるようだけれども、どれだけ実現性のあるものなのかもよく分からないし。今ならきっと、もっとリアルでスリリングで面白い映画にできそう。もちろん、それも脚本や監督次第だけど。せっかくの古典名作をリメイクするのなら、是非とも真面目にクオリティの高いものを作っていただきたい。それがオリジナルへの敬意というものでしょう。
あと、この邦題は秀逸。原題『Fantastic Voyage』よりも、緊張感があって、見る者に期待を持たせてくれる。邦題の方が良い、稀なる作品だと思う。
潜入メンバーの中にグラマー女性一人ってのが時代だね。
私も大昔、TVで見たきりですが、紅一点のグラマーはラクウェル・ウェルチでしたね。
ドナルド・プレザンスは「大脱走」でやっぱり死んじゃう人。
古い映画のことならよくわかる・・・。
懐かしい、、、ホントに懐かしいです。
さすがに今、地上波ではオンエアできないですかね。
ラクウェル・ウェルチは、ショーシャンクで知って、本作の紅一点だったと分かったときはちょっと驚きでした。
大脱走、恥ずかしながら未見なので、近々見てみたいです。