映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

最近見た映画あれこれ⑦

2024-09-14 | 映画雑感

 9月も中盤というのに、この残暑、、、。こうも暑いと、映画館にもあんまし行く気にならないのだけれど、それでもちょこちょこは行っております。せっかく見ても、感想書くのに時間が掛かるのが情けない。

 時間が掛かる理由は、「怠慢」が一番大きいんですが、この2本は、面白くなくはないけどあんましピンと来なかった、、、という感じです。


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◆Shirley シャーリイ(2019年)

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv85714/

 《あらすじ》 1948年、短編小説「くじ」で一大センセーションを巻き起こしたシャーリイは、女子大生行方不明事件を題材にした新作長編に取り組むもスランプに陥っていた。大学教授の夫スタンリーは引きこもって寝てばかりいるシャーリイを執筆へ向かわせようとするが上手くいかず、移住を計画している若い夫妻フレッドとローズを自宅に居候させて彼女の世話や家事を任せることに。当初は他人との共同生活を嫌がるシャーリイだったが、懲りずに自分の世話を焼くローズの姿から執筆のインスピレーションを得るようになる。一方、ローズはシャーリイの魔女的なカリスマ性にひかれ、2人の間には奇妙な絆が芽生え始める。

映画.comよりコピペ~

 Twitterに「面白かった」みたいな感想がいくつか流れて来たので、見に行ってみた。

 シャーリイ・ジャクスンは、その小説が映画化された「たたり」(1963)は見たけど、ゴシックホラーのはずだが、主人公の女性が病んでいる“メンヘラ”映画で、怖いというよりヤバい映画だった。みんシネにも、随分酷いこと書いてしまっている、、、。原作は面白いのかしらん??

 余談だけど、「サウンド・オブ・ミュージック」って、ロバート・ワイズ監督は「たたり」の次作で2年後に撮っているのだね、、、。あんなヘンな(すみません)映画撮った後に、ジュリー・アンドリュース!ってすごい切り替え早っ!!

 で。本作は、そのシャーリイ・ジャクスンが小説を書くために若い夫婦を同居させて生態観察しつつ、、、という話。

 これ、後で気付いたんだけど、内容的にはポランスキー監督の「告白小説、その結末」(2017)とネタ的に同じなんだよね。……というか、私はそうだと解釈した、ということだけど。

 つまり、このフレッドとローズ夫妻はシャーリィの脳内キャラ、若しくは“妄想”とも言うが。「告白小説~」はその辺りを後半で徐々に解禁していくのだが、本作は、割と終盤までリアル感がある。

 シャーリィのキャラがなかなか強烈でその夫はかなりヤなヤツ。ローズが徐々に感化されて変わっていくのが見どころではあるのだけど、、、んー、なんかあんまし印象に残らないというか。

 こういう映画、ときどきあるんだよな。別に悪口言うこともないけど、ココが良かったなーってのもなくて、感想書きようがない気分になるの。

 でも、ネットの評価は割と良いのが多いみたいだし、もう一回見たら印象変わるかな。一応ちゃんと集中して見ていたつもりだけど。配信かDVDがレンタルされれば、もう一度見るかも。

 
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◆越境者たち(2022年)

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv86537/

 《あらすじ》 妻を事故で亡くし、失意の淵にあったフランス人サミュエルは、娘を友人に預けてイタリアの国境を越えたアルプスにある別荘の山小屋で週末を静かに過ごそうと考えていた。しかし、その山小屋には亡命のためフランス側にある難民施設へ向かうアフガニスタン人女性チェレーが避難していた。翌朝、山を越えてフランスへ向かうというチェレーを放っておけずに道案内を引き受けたサミュエルだったが彼らを襲うのは雪山の脅威だけではなかった……。

公式HPよりコピペ~

 最近よく見るなー、ドゥニ・メノーシェ。しかも、女性の方の主役は、「聖地には蜘蛛が巣を張る」のザーラ・アミール・エブラヒミで、HPには、サスペンススリラーと書いてあるので、ひょっとして面白いかも? と劇場まで行った次第。

 んー、、、まぁ、見ている間は、“ほんでこの後どーなるん?”という好奇心で見られたんだけど、終わってみれば、なんかよく分からんなぁ、、、と。

 よく分からんというのは、「あれはどういう意味だったんだろう?」とかいうことではなく、そもそも論として、何でサミュエルはあそこまでして通りすがりの女性チェレーを助けたのか?ということ。

 助ける端緒となったのは、サミュエルの山小屋にチェレーが不法侵入して避難していたからだけど、チェレーが小屋から逃げ出した後を追ったサミュエルは、ものすごい軽装で、最初は「関わりたくない」などとチェレーに道案内を請われても断っていたのに、なぜだか途中から助けるモードになって、軽装のまま雪山をズンズン進んでいく辺りは、さすがに“ちょっとちょっと、おじさん、それいくら何でも無謀すぎやない??”と言いたくなるほど。

 その後も、密入国者を取り締まる国境監視員(?)3人組に追い回されるんだけど、いくら乗り掛かった船とはいえ、彼らと死闘を演じるサミュエルは、もしかして妻亡き後で、自分も死んでもええわ!と思っているとか?

 でも、終盤、娘と電話で話して号泣して、、、みたいなシーンもあり、うぅむ、、、という感じだった。

 まあ、フランスに限らずEUが抱える移民問題が背景にあるのは分かるけれども、いろいろ説得力に欠ける(フランス人が見れば分かることなのかも知れないけどね)構成な気がした。

 劇場を出た後、背景など知りたいと思ってパンフの見本を見ようとしたら、パンフ作ってないんだよね、この映画。あまり当たらないと最初から踏んでたということ? 実際、あまり話題にもなっていなかったような、、、。

 「ジュリアン」では怖ろしいDV男を演じていて悪人そのものだったドゥニ・メノーシェなのに、本作では、ちょっと人生に疲れた、根は優しい強面のイイ人に見えるんだから、役者って演じる役によってガラッとイメージが変わるスゴい職人だよなぁ、、、と感心。

 本作は、配信されてもまた見ようとは思わないかな、、、。

 

 

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コメント
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