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フランスの上院議員のお屋敷で、女グセの悪い医者が殺された。真っ先に疑われたのが、遺体の横にいた被害者の妻。でも、ある理由から無罪放免。、、、じゃ、一体犯人はだれよ? と皆が思っている最中、第2の殺人。今度の被害者は、殺された医者の愛人だった女。、、、はて、妻、やっぱ怪しくない?
これのどこが「華麗なる」なんだよ、と、溜息の出る駄作。
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なんというか、あまりにもバカバカしいので内容については書く気がしません~~。
華麗なるどころか、そもそもアリバイなんかねーじゃん、というお粗末ぶり。なんじゃ、これは。サスペンス映画として上梓したのかねえ? 分からん。
というわけで、登場人物を演じた役者さんについて、勝手な感想を書きます。
まず、最初に殺された医者のピエールを演じたランベール・ウィルソン。ふむ、まあまあイイ男です。これで医者なら、そらモテるでしょう。中年なのにお腹も出てないし。まあでも、あまり引力を感じないなあ。
ピエールの今の愛人エステルを演じたヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。本作では、「私が彼の一番なのよ!!」と必死でアピールしている女なのですが、確かに美しいです。ちょっとがっしりしていて私の好みじゃないですが。ああいう、女にだらしのない男に必死になる女、ってのが、私には理解できませんので、演じている彼女自身には何の罪もないのですが、ハッキリ言っちゃうと「バカ」にしか見えなくて、それがツラいとこ。作品中では芸術家という設定なんですが、そっち方面もイマイチっぽかった。実際のヴァレリア女史はなかなか才気溢れる女性のようです。『明日へのチケット』の第1幕で秘書を演じていた方ですね。あの役も、私的にはイマイチ好きじゃない設定でしたが・・・。役者さんて、役のイメージで見られることも多々あるでしょうから、良し悪しですねぇ。
ピエールの妻クレールを演じていたのは、 アンヌ・コンシニ。私は未見ですが、『潜水服は蝶の夢を見る』にも出ているそーです。本作ではちょっと病的な気弱そうな妻を演じておられます。こういう「プライドを踏み躙られながら耐える女」ってのが、私は嫌いなんで、正直、クレールには1ミリも同情できませんでした。挙句、積年の恨みで夫を殺すだなんて。2人の娘の気持ち、ゼーンゼン考えない暴走母。あーあ、ヤダヤダ。
事件現場となったお屋敷のご主人(上院議員)の奥様、エリアーヌ・パジェスを演じていたのは、ミュウ=ミュウさま。ハッキリ言って、彼女ともあろう人が、どーしてこんなおかしな役を演じているのか理解に苦しみます。ほとんど意味のある出番がありません。ただ、ミュウ=ミュウが出てるなー、と思うだけ。もったいない。監督はアホですね。
で、このエリアーヌの遠縁の作家フィリップ・レジェを演じていたのが、マチュー・ドゥミとかいう暑苦しい感じの俳優です。なんか、暑苦しいルックスの割に、存在感が希薄で、、、。結構、重要な役どころなんですが、イマイチ、何やってるんだか分からない。明らかに演出が悪いです。
ピエールのかつての愛人レアを演じていたのはカテリーナ・ムリーノ。イタリア人なのね、彼女。ちょっとニューハーフっぽい感じの、大づくりな顔。セクシーと言えばセクシーだけど、ううむ、、、。本作では女優ということになっており、タカビー女を演じておられましたが、ピエールの女の趣味の悪さというか、節操のなさというか、それを決定づける感じの存在でした。
・・・というわけで、つまるところ、私は登場人物の誰にも魅力を感じられなかった、ってことが書いていて自分でもよく分かりました。おまけに、(一応)ミステリーなのに穴だらけの杜撰極まりないシナリオ、というダメ押し。こんな作品を1年近く前に録画して、ずーっと消さずに残していたなんて、メモリの無駄遣いしていたのだわ~。
アガサ・クリスティも草葉の陰で泣いているよ、きっと。
本作のタイトルは大嘘です。
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