作品情報⇒https://movie.walkerplus.com/mv70805/
以下、上記リンクよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
1945年3月のフランス領インドシナで、現地に進駐していた日本軍がクーデターを起こし、協力関係にあったフランス軍に一斉攻撃を仕かける。
ただ一人生き延びたフランス人兵士のロベールは、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を胸に秘め部隊へ復帰。悪夢のような日々のなか、マイというベトナム人娼婦と出会ったロベールは、しだいに彼女への想いを募らせていく。
=====ここまで。
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4連休を前に、劇場の満員容認となるそうですが……。これ、どーなんでしょうか。一席置きでなくなったら、正直、私は見に行くのイヤですね。まだ終息していないのに、どんどん緩和していくのはおかしいのでは。検査体制や医療体制がきちんと整ったというのならまだしも。
劇場のためにも、一席置きの措置をとる間は、鑑賞料金を高く設定して、サービスデーをなくすとかしても良いと思います。映画館の存亡に関わるのだから、日頃お世話になっている映画ファンとしては、それくらいは貢献したいのであって、、、。料金変更するのって、そう簡単なことじゃないのだろうけど、、、。
19日以降に公開予定の作品にも見たいものがいくつかあるけど、劇場の方針を確認して、一気に緩和するようであれば見に行くのは止めておくかな、、、。無策のお上を戴いて、自衛するしかないもんね。
さて、本作ですが。チラシを見て、ギャスパー・ウリエルとギョーム・グイの共演と知り、何となく見てみよっかな、、、と思い劇場まで行ってまいりました。
◆明号作戦を生き延びた主人公は、、、
仏領インドシナ、、、と言えば、映画『インドシナ』が真っ先に思い浮かぶくらい、私は東南アジアの植民地について無知なわけですが、第二次大戦が終わった後、各国が独立を宣言してもなお、フランスは植民地支配を諦めていなかったということを、本作を見て初めて知った次第、、、。
本作は、大戦末期の話らしい。1945年3月に起きた明号作戦で幕が上がる。冒頭から、いきなり死体の山に向かって銃をぶっ放す日本兵、、、という描写(……ちなみに、本作は結構グロいシーンが所々であります)。で、その日本兵がオイル(死体の山に火を放つため)を取りに戻った隙に、死体の山から這い出てくるのが、ウリ坊演ずるロベール・タッセン。いやぁ、もうこれだけでお腹一杯って感じになってしまう。
とにかく、このロベール、虐殺を実行した日本兵ではなく、それを側で見ていて止めなかったという理由でベトナム軍の中尉ヴォー・ビン・イェンという人を激しく恨んで復讐に燃えているんだが、この辺がよく分からない。実行者よりも、傍観者が憎いと。私なら、どっちも憎いけどなぁ、、、。この辺は、フランスとベトナムの宗主国と属国の関係性によるものだろうか。
……まぁ、それはとりあえず置いておくとしても、本作は、終始一貫して描写がモヤモヤしている(画面がぼやけているという意味ではありません)んだよなぁ。それが狙いなんだとは思うけど、ロベールがヴォー・ビンを執拗に追い掛ける、というのが本作のメインストーリーなんだが、肝心のヴォー・ビンは出て来ないので、ロベールが追い掛けているのは誰なのか、、、いや、何なのか、というのが分からなくなってくる。ホントにヴォー・ビンはまだ存命しているのか? とか。もう近くにはいないんじゃないの? とか。
そんなヴォー・ビン追跡という縦糸に、現地のマイという娼婦とのあれこれが横糸として絡んでくる。この関係性も、まあ外国人兵士と現地女性だから、こういう不安定なおぼつかない感じになるのは分かるんだが、、、うぅむ。他にも、横糸であるサイドストーリーはいくつか描かれるんだが、いずれもあまりに散文的過ぎて、本作全体が非常に散漫な印象になっている気がする。
監督のインタビューを読むと、復讐は成否は最早どうでも良くて、復讐をロベールが決意することでマイとの愛が終わる、ロベールがマイとの愛を諦めるということが重要なんだ、、、みたいなことを言っていて、ううむ、そういう映画だったのか、、、??と、正直言って何となく腑に落ちない感じがする。
監督曰く「愛を維持する最良の方法は、最も愛が激しいときに諦めることなのです」だって……。え゛ーーーーー、そんなぁ、、、。がーーーん。
だったら、あのグロい映像の数々は何だったんだ、、、とか。まあ、戦争映画だからなぁ。……などと、見終わって何日も経っているのに、いまだにストレスを感じるというか、喉につっかえるものがあるみたいな、消化不良感が尾を引いている。
◆その他もろもろ
ロベールを演じたウリ坊は、今回も体当たりというか、全裸でイチモツも惜しげもなくご披露するという思い切りの良さ。かなり長いシーンでモザイクもかからず、却って目のやり場に困る。ハッキリ言って男性器なんか、もう見たくないです。オバサンにはグロ過ぎる。
マイを演じていたのは、ベトナムの女優さんのよう。出演者紹介にも何の紹介文もないから、まったく分からない。これ、もう少し何とかならなかったのかしらん。とても綺麗な人だった。ちょっと壇蜜に似ているかなぁ、、、と思ったのは私だけ?
ロベールと親しい兵士カヴァニャを演じていたのがギョーム・グイ。『ぼくを探しに』のときより、かなりオッサンになっていて、しばらく分からなかった。終盤、ロベールとジャングルに分け入っていこうとしたその矢先に、ビックリする展開に、、、。数々のグロいシーンよりも、この終盤のシーンの方がよほど衝撃的だったかも。
あと、ジェラール・ドパルデューが、現地に住む作家の役でご出演だったんだが、彼は年齢を重ねると共にどんどんデカくなっている気がするぞ。こないだ見た、『ファヒム パリが見た奇跡』でも感じたけれども、、、。あんなにデカくなっちゃうと、健康が心配だよなぁ。大丈夫かしらん。
もう少しまともな感想を書くには、あと2回くらい見た方が良いと思うのだが、とてもじゃないがもう一度見る気にはなれない作品。それより、仏印のことをもう少し色々ちゃんと知りたいと思った。映画を見ると、その作品自体にはピンとこなくても、その背景などを調べることでまた世界が広がるので、どちらにしても良いことだと思うわ。
高温多湿なジャングルの光景が暑い、、、。
気になってた映画ですが、やっぱ暗くて重そうですね~。猛暑で心身ともに疲弊してるので、秋冬はあまり重苦しい映画は観たくないんだけど、ギャスパー・ウルエルの全裸は見たいです(笑)。でも私もイチモツはそんなに見たくないです。私は前より後ろ、お尻が好きです(笑)。
ジェラドパ氏みたいな明らかに不摂生な不健康体おじさんがいつまでも元気いっぱいで、あんなに強靭で健康そうだったチャドウィック・ボーズマンが早死にするなんて、ほんと人の命ってわからないですね…
そーですね、暗くて重いです。おまけにグロい(´。`) さらに視覚的にも暑苦しい(高温多湿な場所なんで)ので、涼しくなってからご覧になった方が良いかも……。
私も、お尻の方がまだ良いなぁ。
DDLの全裸も見たことありますが(もちろん映画で!)、アソコはさすがに時代も時代でしたからモザイクかかっていて助かりました(^^;) リアルでなら拝みたいかもですけど、、、、?? え???
ちなみに、ウリ坊のだけでなく、別の男のとんでもないブツもモロに映りますので、ご用心……。
ボーズマン氏の訃報、驚きました。たけ子さん、お気に入りでしたもんね……。彼の出演作、まだ1本も見ていないので、これから見ていきたいです。
映画館も定員緩和になって、東京は汚染地域なのに、とてもじゃないけど混み合った劇場になど行く気になりません。
しばらくは、平日の昼間に仕事休んで見に行くか、もう行くのを諦めるかにするしかないかなぁ、、、。
たけ子さんは、何をご覧になる予定ですか?