平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
風邪と大汗
今朝、目が覚めた。頭はすっきりした。身体にややだるさが残り、咳も残るが、復活とする。服を着替えて寝床は上げた。
風邪を直すには、葛根湯を飲んで布団をかぶって寝て、大汗をかく。それが最強の治療法だと思っている。ウィルスは熱に弱いから、大汗をかけば風邪のウィルスは撃退できると考えている。風邪で寝込むのは年に一回あるかないかだが、そんな方法で直してきた。
風邪を引いて発熱するのは、人体のウィルスに対する最大の攻撃なのである。安易に発熱を抑えてしまうのは逆効果である。しかし、発熱は諸刃の剣で、人体側も少なからず損傷を受ける場合がある。それを恐れて発熱を抑える薬を使う。治癒を遅らせてもそうしなければ身が持たないと判断するわけだ。確かに子供や年寄りには必要なことなのだろう。けれども大人にまで発熱を抑える薬を使うのは逆効果であると思う。自分は十分年寄りかもしれないけれども。
大人は休むいいチャンスと考えて、自らの発熱でウィルスを退治した方がいい。何を素人が言うかといわれそうだが、ウィルスを直接死滅させる薬は無いというではないか。どんな薬を使っても対処療法でしかない。なぜ薬が無いのか。それはウィルスが余りにも小さいからである。象が蟻を踏み潰すのは容易なことではない。この場合、象が薬である。
今回の風邪でも概ね同じと心得て大汗をかこうとしたけれども、なかなか汗が出ない。冷房、暖房に温度調節された環境で年間過ごす生活が続いた。汗をかく必要がないと恐ろしいことに人間の汗をかく機能が退化してしまう。自分も発汗機能が退化したのだろうか。汗が出る前に布団から足を出したり手を出したりして温度調整してしまう。単に我慢が出来なくなっているのかもしれない。
大汗はかけなかったけれども、昨日今日と、二日にわたって首の周りに汗をかいて下着を替えた。それで今朝の復活となった。発汗機能はリハビリをすれば徐々に復活はするらしい。少し汗を出すこともしなければならないと思った。
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