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歳末ステーキパーティ

(こんなステーキ肉だった)

百貨店の商品券が手元に使われずにあったので、相談して皆んなが集まるときに、ステーキパーティをやろうと決めていた。この年末皆んなが集るので、靜岡の松坂屋へステーキ肉を買いに行った。デパ地下の肉屋さんのケースには、最も安いステーキ用の肉が2100円で出ていた。少し予算オーバーだが、商品券には余裕があったので肉を7枚買った。肉には1枚ずつにサランラップが掛かっていた。氷を貰って持ち帰った。大人が7人で、子供にはまだ無理だろうと考えた。それが昨日の話である。

夕方には3家族が全員集合した。それぞれの家族の肉を、息子と聟さんたちがフライパン2枚を使って、それぞれに焼くことにする。そこは今時の青年たちで、早速パソコンでステーキの焼き方を調べている。ステーキは冷蔵庫から出したら常温に戻してから焼くというところから、マニュアル通りに始まる。付いていた牛脂は手に持つと体温で溶け出すような上物である。塩・コショウなどのスパイスも小袋に入って付いていた。塩コショウは焼く直前に付けないと肉の油が溶け出してしまうという注意もネット情報である。

ところで、国産牛とあるが、どこの肉なのかと、時節柄、女性たちが気にし出した。肉にはしっかりと個体識別番号が付いている。「個体識別番号 1251289091」瞬く間にこの肉牛のトレーサビリティがパソコン画面に表示された。H21.9.5千葉市に生まれ、その後転々として、H22.4.15に掛川市へやって来て育てられ、H23.12.1に処理された、2歳4ヶ月の雄牛であると、そこまではっきり分かる。まあ、静岡県産の牛と言ってよいのだろう。これだけの情報があれば、女性たちも安心である。その一方、そこまではっきり知ると牛の姿まで思い浮んで、ちょっと食べにくい。それも瞬間に去来しただけであるが。肉牛のトレーサビリティは狂牛病騒ぎ以来、急速に整備されたようだ。


(ステーキに焼けた)

三人の俄かシェフが、それぞれに焼き方の希望を聞きながら、代わる代わるに焼いた。ウェルダンになったり、ミディアムになったり、焼き方にむらが出て、希望通りに焼けるとは限らないのはご愛嬌である。良質の肉は焼き方はどうあれ、美味しいのである。

焼く人、子供の面倒を見る人、食べる人と、なかなか一緒にそろって食べるわけにはいかない。冷えてしまっては美味しさを逃すから、焼けた人からどんどん食べる。パーティと言ってもそれはいつものこと。お酒を飲む人もいないから1時間ほどで、みんな堪能して満足の態で食事を終えた。たまにはこんな贅沢も許してもらおう。
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