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「打ち込みうどん」に挑戦する

(自家製打ち込みうどん)

四国遍路を結願した日、第八十八番札所大窪寺の名物の打ち込みうどんを食べた。あまりに美味かったので、我が家で再現してみたいと思った。食べたときに、酒粕が入っているらしいことは判ったから、暮れに酒粕が買ってあった。

昼食を作る時になって、息子に手伝わせて作ってみることにした。作り方は簡単で、普通に作るかけうどんの掛け汁に、酒粕を溶かすのがいつもと違うだけである。掛け汁も市販の「追い鰹つゆ」を4倍に薄めるだけでいつも作っている。3人分の掛け汁に酒粕1枚半ほどを細かく刻んで入れる。なかなか溶かすのに根気がいる。その作業は息子がやった。「打ち込み」の意味は酒粕を溶かす作業の中に「打ち込」む動作があるのかもしれない。事実を調べたわけではないが、知っている人があれば教えを請いたい。

具に何を入れようかと迷う。ほうとうのようにカボチャや里芋などが入っていたと記憶するが、やっかいなものは止めて、冷蔵庫にあったシメジ、モヤシ、乾燥ワカメ、ネギなどをあるったけを掛け汁に入れて煮る。うどんは生うどんを別鍋でゆで、湯を切ってお碗に入れる。その上から掛け汁をたっぷり掛けて出来上がり。

さて、お味はというと、けっこう似た味が出ている。だし汁の塩味と酒粕の甘みがうまくマッチして絶妙な味が出るのである。3人で食べて、なかなかいけるとの意見であった。プロが作った打ち込みうどんと似ているが何かが違う。けれども、これはこれで良い。料理のレパートリーが一つ増えたと思った。冬向きは身体が温まってオススメのうどんである。ただし酒の弱い人は少し顔に出て、すぐに車に乗ると酒気帯び運転になるかも? かく言う自分も一時間ほど頬が熱かった。

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夜は隣保班の新年会に出席する。今年は後長で会計を務めることになった。来年は班長が回ってくる。当班は現在30数軒あり、前回班長をやったときに、次に回ってくるときは息子の代になっていると思っていたが、何だか回ってくるのが早い気がする。年寄りだけの家が増えて、回り役が出来ないお宅も増えて来て、回ってくるのが早まっているのかもしれない。

新年会で、今年区の総代になるWさんが話した。近年は区の運動会も、ソフトボール、バレーボールなどのスポーツイベントも無くなり、皆んなで集うことがほとんど無くなった。最近増えた7軒の人たちも、いまだに名前と顔が一致しない。今年は文化委員も兼務するのだから、近所の交流のために毎月1回くらいのペースで何か文化的なイベントを考えてくれないか。

文化委員委員云々はこじつけにしても、ご近所の交流は確かに必要である。高齢化が進めば、近所で助け合わねばならないことが増える。金を掛けないでやれることを考えてみようか。年に何回かのイベントを企画し、それぞれの得意な人に核になってもらい進めるならば、色々なことが出来るかもしれない。
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