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「駿河安蘇備 上」を読む 128

今年も咲いたニオイバンマツリ

朝から雨がやや激しく降る。夜、Sさんの通夜。

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「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。 

日本紀 仁徳天皇六十五年夏五月、遠江国司、表上し言う。大樹ありて、
※ 表上(ひょうじょう)➜ 上表。意見を書いた文書を、君主に奉ること。
大井河より河曲停る。その大きさ、十囲(じゅうい)。本(もと)一つ、末(すえ)以って両(ふた)つ。時に、倭直吾子籠(やまとのあたいあごこ)を遣わし、
※ 河曲(かきょく)➜ 河の曲がって入り込んだ所。
※ 十囲(じゅうい)➜ 幹周囲十五~十八メートル位。
船を造らしめて、南海より運ぶ、云々。

水源一つは信濃国境の山より出て、一つは甲斐国白嶺の南、国界
より流れ出づ。数多の溪(たに)を流れ、また西㑨川、中㑨川、東㑨川、赤
石川、聖川を合わせて、安倍の山中を経て、梅地に至り、遠江国、
関沢川、千頭山より出るすみ股(寸又)川に流れ合い、その下に至りて
小河内川、坂京河内川、笹間川、上河内川、伊久美川、相賀
川を合わして、官道を経て、川尻、川東飯渕に至りて、海に
入る。官道渡し場、幅七百二十余間、川尻は九百余間という。
駿遠両国、大井川の半ばを境とす。
(つづく)

読書:「天狗面 徒目付 久岡勘兵衛」 鈴木英治 著
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